MicroStation PowerDraft CONNECT Edition Help

デジタイジング中のパン

ハードコピーがデジタイジングされている間、通常ビューの中のデザインは静止状態を保ち、画面ポインタは、タブレットカーソルが動くと動きます。画面ポインタをビューの中心で静止させておいて、タブレットカーソルが動くときにビューをパンさせるとさらに便利になります。

デジタイジング中にこのように自動的にパンさせるには、「SET AUTOPAN ON」とキー入力します。このキー入力コマンドが入力されたときに画面ポインタが配置されているビューは、アンカービューとなります。アンカービューとは、デジタイジングを進めていくときにパンするビューのことです。ビューの中心がアンカー点となります。アンカー点とは、画面ポインタがロックされる位置のことです。

「自動パン」がオンで、タブレットカーソルがデジタイジングタブレットの画面区画の中にある場合、ポインタがビューの中央にないとデザインは常にパンします。この効果は、ビューの中心でパンを始めたときと同様ですが、デジタイジング区画で行うパンと違ってほとんど役に立ちません。

このため、タブレットカーソルが画面区画の中にあるときは、「自動パン」をオフにする(SET AUTOPAN OFF)とよいでしょう。自動パンの切り替えを容易にするため、カーソルボタンメニューを作成してアタッチします(この際、キー入力コマンド「SET AUTOPAN TOGGLE」をボタンに割り当てます)。