地理座標の構成変数
次の表に、地理座標に影響する構成変数を示します。各構成変数は有効な値です。値が有効な場合、設定は上書きされません。構成変数の変更を有効にするために、終了して再起動する必要はありません。
変数 | 説明 |
---|---|
MS_GEOCOORDINATE_DATA | MicroStation PowerDraftの地理座標データがインストールされるディレクトリ。 |
MS_GEOCOORDINATE_FAVORITESFILES | 地理座標系にすばやくアクセスするためのファイル名と場所を定義します。このファイルの内容は、「地理座標系を選択」ダイアログボックスの「ライブラリ」タブにある「お気に入り」フォルダに表示されます。複数のファイルを定義する場合は、セミコロンで区切って指定します。 |
MS_GEOCOORDINATE_REFSETTINGS | MicroStation PowerDraftが既定の参照再投影設定を保存するディレクトリ。ユーザーがこの設定を変更する必要はほとんどありません。 |
MS_GEOCOORDINATE_REPROJECTIONSETTINGS | MicroStation PowerDraftが再投影設定を保存するディレクトリ。ユーザーがこの設定を変更する必要はほとんどありません。 |
MS_GEOCOORDINATE_USERLIBRARIES | この構成変数は、「LibraryPath1[ShortName1];LibraryPath2[ShortName2]」という形式の文字列です。LibraryPath<n>はライブラリの名前で、[ShortName<n>]では、「地理座標系を選択」ダイアログボックスに表示するIDを任意で指定します。
たとえば、コンサルタントがカリフォルニア州とオレゴン州の運輸省と業務を進める場合、それぞれの州からカスタム地理座標系が提供されます。この場合、この構成変数には"PROJ_GEODATA:CaltransCoordSystems.dty[Caltrans];PROJ_GEODATA:OregonDOT.dty[Oregon DOT]"という文字列が格納されます。このPROJ_GEODATA構成変数は、ディレクトリを選択するプロジェクトレベルの構成変数です。ShortNameが指定されていない場合は、ファイル名のルートが使用されます。 LibraryPathでディレクトリが指定されていない場合は、MS_GEOCOORDINATE_DATA構成変数で指定されたディレクトリが使用されます。 |