MicroStation PowerDraft CONNECT Edition Help

参照のキー入力コマンドのフォーマット

参照のキー入力コマンドでは、多くの場合、"ファイル指定"を使用します。「ファイル指定」には、参照のファイル名または論理名を指定できます。"ファイル指定"のフォーマットは、"->"という区切り文字で分割された一連のファイル名で、この一連のファイル名がネスト参照へのパスを示します。たとえば、"ref1.dgn->ref2.dgn->ref3.dgn->ref4.dgn"は、ネスト参照(ref4.dgn)へのパスを示します。また、"all""*"を使用して、アタッチされたすべての参照を表すこともできます。

例1:参照ref1.dgnの"画層1"をオフにするには

reference levels off “level 1” ref1.dgn;selview 1

例2:ネスト参照ref2.dgnの"画層1"をオフにするには

reference levels off “level 1” ref1.dgn->ref2.dgn;selview 1

次のキー入力コマンドは区切り文字を使用し、マスターファイル名へのパスを表すことができます。

  • REFERENCE ACTIVATE <ファイル指定>
  • REFERENCE EXCHANGE <参照ファイル名>
  • REFERENCE DISPLAY ON|OFF|TOGGLE <ファイル指定>
  • REFERENCE SNAP ON|OFF|TOGGLE <ファイル指定>
  • REFERENCE LOCATE ON|OFF|TOGGLE <ファイル指定>
  • REFERENCE LEVELS ON|OFF|TOGGLE <ファイル指定>
  • REFERENCE PROPERTIES <ファイル指定>
注記: アタッチされた参照ファイルに対するキー入力コマンド(REFERENCE ATTACHまたはRF=)を使用すると、構成変数を指定して参照の位置を定義できます。構成変数には、MicroStation PowerDraft内で定義されている変数またはオペレーティング システム レベルで定義されている変数を使用できます。
参照のキー入力コマンド 説明
REFERENCE ACTIVATE <ファイル指定> 埋め込み先編集に対して、選択した参照をアクティブにします。黒いドットは、アクティブ化されていることを示します。
REFERENCE DEACTIVATE <ファイル指定> 選択した参照ファイルを非アクティブにして、アクティブなモデルの編集に戻れるようにします。グレーのチェックマークは、非アクティブ化されていることを示します。
REFERENCE EXCHANGE <参照ファイル名>

XD=<参照ファイル名>

ビュー構成を保持しながら、定義されている参照を開きます。

キー入力コマンドにファイル名が指定されておらず、「参照」ダイアログボックスで参照が選択されていない場合は、(グラフィカルに)参照を選択するようにプロンプトが表示されます。

REFERENCE ATTACH(またはRF=)[構成変数:]<ファイル名>[,モデル名][,論理名][,注記][,ビュー名][,尺度][,ネスト][,オン|オフ] アクティブなモデルに参照をアタッチします。
REFERENCE CLIP BOUNDARY <ファイル指定> 枠外切り取りを参照に適用します。
REFERENCE CLIP MASK <ファイル指定> 切り取りマスクを参照に適用します。
REFERENCE CLIP DELETE <ファイル指定> 参照の枠外切り取りまたは切り取りマスクを削除します。
REFERENCE CLIP BACK <ファイル指定> 3次元参照ファイルの後ろ切り取り面を設定します。
REFERENCE CLIP FRONT <ファイル指定> 3次元参照ファイルの前切り取り面を設定します。
REFERENCE RELOAD <ファイル指定> 最後にロードされてから変更が加えられた参照を再ロードします。
REFERENCE RELOAD FORCE <ファイル指定> 参照の再ロードを強制します。
REFERENCE MOVE <ファイル指定> 参照を移動します。
REFERENCE COPY <ファイル指定> 参照のコピーを作成します。
REFERENCE SCALE ABSOLUTE|FACTOR|POINTS <ファイル指定> 参照を拡大縮小(サイズ変更)します。
REFERENCE ROTATE <ファイル指定> 参照を回転させます。
REFERENCE MIRROR HORIZONTAL|VERTICAL <ファイル指定> 水平線または垂直線を中心に参照を鏡映します。
REFERENCE COPY FOLDED HORIZONTAL|LINE|VERTICAL <ファイル指定> 参照のコピーを作成し、直交軸または定義した線を中心に折りたたみます。
REFERENCE PRESENTATION <ファイル指定> 参照の表示モードを設定します。
REFERENCE DETACH <ファイル指定> 参照をデタッチします。
REFERENCE DISPLAY ON|OFF|TOGGLE <ファイル指定> 定義済みの参照の表示がオン/オフになるか、オン/オフの状態が切り替わります。
REFERENCE SNAP ON|OFF|TOGGLE <ファイル指定> 定義済みの参照のスナップ機能がオン/オフになるか、オン/オフの状態が切り替わります。
REFERENCE LOCATE ON|OFF|TOGGLE <ファイル指定> 定義済みの参照の要素選択機能がオン/オフになるか、オン/オフの状態が切り替わります。
REFERENCE LEVELS ON|OFF|TOGGLE <ファイル指定> 定義されている参照に対して、すべての画層オンまたはオフに設定されます。または、オン/オフの状態が切り替えられます。
REFERENCE PROPERTIES <ファイル指定> 定義済みの参照に対して、「アタッチのプロパティ」ダイアログが開きます。