MicroStation PowerDraft CONNECT Edition Help

True Typeフォント

Windowsには多くのTrueTypeフォントが付属しており、さらに多くのTrueTypeフォントが無料または有料でさまざまなベンダーから提供されています。TrueTypeは、MicroStation PowerDraftがサポートする業界標準フォーマットです。通常、MicroStation PowerDraftではTrueTypeフォントを使用することをお勧めします。TrueTypeフォントには、Unicodeへの完全なサポートも含まれています(注記:すべてのTrueTypeフォントに、すべての言語の文字が含まれているわけでありません)。TrueTypeフォントは常に塗り潰しです。そのため、(SHXおよびRSCフォントと異なり)"線状の"フォントを十分にサポートしていません。

MicroStation PowerDraftがTrueTypeフォントを検索する場所は、Windowsシステムフォントディレクトリ(%SYSTEMROOT%\Fonts)、MS_FONTPATHで指定されたディレクトリ、および対象のフォントを要求するデザインファイルと同じディレクトリです。

エクスポートする場合、DWGはTrueTypeフォントをネイティブでサポートしているので、特別なエクスポート処理は実行されません。しかし、AutoCADは、MicroStation PowerDraft"縦書き"TrueType文字コンセプトをサポートしていません(推奨事項については、以下のコメントを参照)。MicroStation PowerDraft文字で縦書きフラグを使用して、その文字をDWGにエクスポートする場合は、SHXフォントを使用する必要があります(または、RSCフォントを使用して、エクスポート時にSHXフォントに変換することができます)。

アジア言語の縦書き文字の場合は、縦書きのフォント(名前の前に"@"が付いているフォント)を選択して、文字要素を270°回転します。MicroStation PowerDraft"縦書き"文字フラグは横書き文字を積み上げるだけで、通常は、縦書きをサポートする言語の縦書き文字として認識されていません。修飾式フラグとした方がわかりやすいでしょう。

CustomFontCreationがフォント構成ファイルで特定の言語に対して有効になっている場合、フォントリンクが有効になり、Windowsは文字ごとに代替フォントへの置き換えを試みることができます。これはフォント置換とは異なります。フォントが見つかった場合でも該当する文字の記号が含まれていなければ、フォントリンクを使用してその記号に使用できる代替フォントを検索できるということです。これにより各文字要素を描画するときにオーバーヘッドが発生するので、必要な場合以外には使用しないでください。

一般に受け入れられているTrueType定義を使用せずにデザインされたサードパーティ製のTrueTypeフォントを使用した文字は、以前のリリースとは異なる表示になる可能性があります。現在の表示の方が正確ですが、構成変数MS_80TRUETYPESCALE=1を設定することで、これらのフォントを使用した文字を以前と同じように表示することができます。