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参照設定値のキー入力コマンド

「参照」ダイアログボックスで設定可能な参照ファイルパラメータの多くは、REFERENCE SETキー入力コマンドでも設定できます。

参照設定値のキー入力コマンドでは、パラメータの名前と値をペアにした文字列を設定します。構文には、MS_REF_DEFAULTSETTINGS構成変数と同じ構文を使用します。パラメータの名前と値のペアが複数ある場合は、カンマで区切ります。パラメータの名前と値をペアにした文字列に空白文字が必要な場合は、ペア全体を二重引用符で囲みます。コマンド行には、1つまたは複数の参照を指定することができます。パラメータの名前と値を指定したペアは、空白文字で区切ります。

キー入力コマンドでは、大文字と小文字はどちらも使用できますが、キーワードは省略せずに完全な形で指定する必要があります。

多くの設定値では、"設定値指定"値に次のいずれかを指定できます。

  • 1または0
  • OnまたはOff
  • TrueまたはFalse

参照を指定するときには、"ファイル指定"を使用できます。これは、参照のファイル名または論理名です。

参照のキー入力コマンド 説明
REFERENCE SET ATTACHMETHOD=<設定値指定> <ファイル指定> アタッチ方法を地理再投影(setting spec = geoReprojected)または地理AEC変換(setting spec = geoAECTransform)に設定します。
REFERENCE SET DISPLAY=<設定値指定> <ファイル指定> 定義されている参照の表示のオン/オフを切り替えます。「参照」ダイアログボックスで「表示」アイコンを使用することと同じです。
REFERENCE SET DRAWINGBOUNDARY <図面識別子> 図面識別子が割り当てられている図面境界を設定します。
REFERENCE SET SNAP=<設定値指定> <ファイル指定> 定義されている参照へのスナップ機能のオン/オフを切り替えます。「参照」ダイアログボックスで「スナップ」アイコンを使用することと同じです。
REFERENCE SET LOCATE=<設定値指定> <ファイル指定> 定義されている参照で要素を選択する機能のオン/オフを切り替えます。「参照」ダイアログボックスで「指定」アイコンを使用することと同じです。
REFERENCE SET SCALELINESTYLES=<設定値指定> <ファイル指定> 定義されている参照で参照の尺度を設定したときに、カスタム線種を拡大縮小するかどうかを定義します。「参照」ダイアログボックスで「参照尺度による線種の拡大/縮小」アイコンを使用することと同じです。
REFERENCE SET DISPLAYRASTERREFS=<設定値指定> <ファイル指定> 定義されている参照のラスター参照を表示するかどうかを定義します。「参照」ダイアログボックスで「ラスター参照を表示」アイコンを使用することと同じです。
REFERENCE SET PRIORITY=<-5~5の値> <ファイル指定> (2次元のみ)参照に適用される表示の優先度を設定します。優先度が高い参照が、他の参照より前に表示されます。
REFERENCE SET TREATASELEMENT=<設定値指定> <ファイル指定> 定義されている参照を、標準ツールを使用して操作するかどうかを定義します。「参照」ダイアログボックスで「操作のために要素として参照ファイルを扱う」アイコンを使用することと同じです。
REFERENCE SET USELIGHTS=<設定値指定> <ファイル指定> レンダリング処理で、定義されている参照の光源を考慮するかどうかを定義します。「参照」ダイアログボックスで「照明を使用」アイコンを使用することと同じです。
REFERENCE SET IGNOREWHENNESTING=<設定値指定> <ファイル指定> DWGファイルまたはDXFファイルを処理する場合の、ネスト参照の表示を制御します。この場合、ライブネストは常にオンになり、ネストの奥行きに制限はありません。「参照」ダイアログボックスで「ライブネストの場合参照ファイルを無視」アイコンを使用することと同じです。
REFERENCE SET PLOTAS3D=<設定値指定> <ファイル指定> (PDFプリンタドライバのみ)オンの場合、PDFプリンタドライバを使用したときに、参照ファイルはU3D形式の3次元データとしてプロットされます。「参照」ダイアログボックスで「3次元としてプロット(PDF)」アイコンを使用することと同じです。
REFERENCE SET REVISION=<改訂> <ファイル指定> <改訂>には、1.1などの改訂番号または改訂タグを指定できます。
REFERENCE SET ROTATECLIPPING=<設定値指定> <ファイル指定> 参照ファイル切り取り回転をV7モード(オフ)またはV8モード(オン)に設定するときに使用します。V7モード(オフ)のときは、枠外切り取りはビューに依存します。V8モード(オン)のときは、枠外切り取りはモデル座標に維持されます。
REFERENCE SET PRINTCOLORADJUSTMENT=<設定値指定> <ファイル指定> 参照の色が調整されている場合に、調整された色を印刷する(1)か元の色を印刷する(0)かを設定します。「色を調整」ダイアログボックスで「調整された色を印刷」を使用することと同じです。
REFERENCE SET TRANSPARENCY=<0.0~1.0の値> <ファイル指定> 定義された参照の透過値を設定します。「参照」ダイアログボックスで「透過」アイコンを使用することと同じです。
REFERENCE SET NESTDEPTH=<0~99の整数値> <ファイル指定> 定義されている参照のネストの奥行きを設定します。「参照」ダイアログボックスで「奥行き」設定を使用することと同じです。
REFERENCE SET NEWLEVELDISPLAY=FROMCONFIG|ALWAYS|NEVER <ファイル指定> 定義されている参照で新しい画層を表示するときを設定します。「参照」ダイアログボックスで「新しい画層の表示」設定を使用することと同じです。
REFERENCE SET NESTOVERRIDES=ALLOW|ALWAYS|NEVER <ファイル指定> 定義されている参照のネスト参照での優先の扱い方を設定します。「参照」ダイアログボックスで「優先度」オプションメニューを使用することと同じです。
REFERENCE SET GLOBALLSSCALE=MASTER|NONE|REFERENCE|BOTH <ファイル指定> 定義されている参照のカスタム線種の拡大縮小方法を定義します。「アタッチのプロパティ」ダイアログボックスで「全体の線種尺度」設定を使用することと同じです。
REFERENCE SET SYNCHWITHSAVEDVIEW=ALLSETTINGS|VOLUMEONLY|PRESENTATIONONLY|NONE <ファイル指定> 参照ソースが保存ビューの場合、「ビューを同期」ドロップダウンが「すべての設定」、「領域のみ」、「プレゼンテーションのみ」、または「なし」に設定されます。
REFERENCE SET USEVIEWFLAGS=<設定値指定> <ファイル指定> 「参照プレゼンテーション」ダイアログの「ビューフラグを使用」チェックボックスを設定してクリアします。このチェックボックスが設定されている場合は、ビューの属性のオンとオフを切り替えることができます。