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「ラスターオプション」ダイアログボックス

ラスター参照の印刷設定を調整するために使用します。これらの設定はプリンタドライバファイル構成ファイルには保存されず、現在の印刷にのみ使用されます。

このダイアログボックスには、次からアクセスすることができます。
  • 「印刷」ダイアログボックス:「設定値」 > 「ラスターオプション」

このダイアログボックスを介したパラメータセットは、プリンタドライバ構成ファイルのラスターコントロールに直接対応します。ただし、一部の設定の有効範囲がプリンタドライバ構成ファイルと一致しません。これにより、従来のプリンタドライバ構成ファイルとの互換性を維持しながら、ラスターマネージャユーザーインターフェイスとの一貫性が確保されます。



設定説明
ラスター画像を印刷 ラスターマネージャ参照およびインポートされたDGNラスターも含めて、すべてのタイプのラスターの印刷を有効または無効にします。このチェックボックスがオフの場合、「ラスターの色」および「ラスターの質」のフィールドは無効になります。
グレースケールでラスターを印刷 ラスターファイルのグレースケール印刷を有効または無効にします。
白黒のラスターをそのままで印刷 白黒のラスター参照に対する色ルールの適用を有効または無効にします。色ルールは、印刷時に、ラスターの前景色が出力媒体の背景色と同じ場合はラスターの前景色を反転するように指定します。このチェックボックスは既定ではオフで、色ルールが適用されることを示します。
PRINT RASOPT MONOASIS < ON | OFF >
輝度 モデルに参照されるラスター画像ファイルの表示の明るさを設定します。元のラスターファイルは変更されません。ゼロよりも大きい値に明るさを設定すると、明るさが増します。ゼロよりも小さい値に明るさを設定すると、明るさが減ります。

–100~100までの値をテキストフィールドに入力するか、スライドコントロールを使って設定します。

PRINT RASOPT BRIGHTNESS [ -100~100 ]
注記: -100~100の範囲の明るさはユーザーインターフェイスだけの概念です。内部的には、値はプリンタドライバ構成ファイルの対応するレコードで使用される範囲と同じ0~100の範囲で格納されます。
コントラスト モデルに参照されるラスター画像ファイルの表示のコントラストを設定します。元のラスターファイルは変更されません。ゼロよりも大きい値に設定すると、コントラストが増します。ゼロよりも小さい値に設定すると、コントラストが下がります。

–100~100までの値をテキストフィールドに入力するか、スライドコントロールを使って設定します。

PRINT RASOPT CONTRAST [ -100~100 ]
注記: -100~100の範囲のコントラストはユーザーインターフェイスだけの概念です。内部的には、値はプリンタドライバ構成ファイルの対応するレコードで使用される範囲と同じ0~100の範囲で格納されます。
品質係数 ラスター参照ファイルを印刷する際に使用する、プリンタの解像度のパーセントを設定します。値を50に設定した場合、ラスター参照ファイルを600 dpiのプリンタで印刷すると300 dpiに縮小されます。品質を低く設定すると、印刷が高速になり、小さなプロットファイルが生成されます。品質を高く設定すると、印刷が遅くなり、大きなプロットファイルが作成されます。

1~100までの値をテキストフィールドに入力するか、スライドコントロールを使って設定します。「品質係数」フィールドまたはスライドコントロールを変更すると、「プリンタ解像度(dpi)」フィールドの下の「ラスターの解像度(dpi)」フィールドのdpi値も変わります。

PRINT RASOPT QUALITY [ 1~100 ]
注記: 「品質係数」は、ユーザーインターフェイスだけの概念です。内部的には、値はピクセル/インチ単位の解像度設定値として格納されます。