MicroStation PowerDraft CONNECT Edition Help

「文字置換」ダイアログボックス

置換する文字列の組を生成するために使用します。それぞれの組は「実際」文字列および「置換」文字列で構成されます。

このダイアログボックスには、次からアクセスすることができます。
  • 「ペンテーブルを修正」ダイアログボックス:「文字置換」ボタンをクリックします


置換文字には、ペンテーブルで提供される複数のトークンの1つの値を使用できます。

  • リテラル文字列
  • デザインファイル名やペンテーブルファイル名など、事前定義の置換トークン
  • 1つまたは複数の環境変数とリテラル文字
  • 名前付き演算式を参照する<expr?name=...>トークン
  • 印刷アカウンティング変数

事前定義の置換トークンの一覧は「編集」メニューに表示されます。対象の置換文字列には、印刷処理時に目的の情報に変換される特殊な文字列が使用されます。

さらに、置換文字列または置換文字列の一部に、MicroStation PowerDraft構成マクロの形式($(テキスト))があると、文字列は設定値に自動的に置換されます。この自動置換を、展開といいます。たとえば、置換文字列「User:$(USERNAME)」とキー入力すると、「User:Johnsmith」になります。置換文字列に構成マクロフォーマットが含まれていて、これを展開すると別の構成マクロなどになる場合には、構成マクロでない文字列に展開されるまで置換が繰り返されます。

設定説明
リストボックス 次の内容の組み合わせから構成される、置換文字列ペアの一覧を表示します。
  • 実際文字列 - デザインファイル内の置換対象文字列(置換前の文字列)
  • 置換文字列 - 実際の文字列を置き換える文字列(置換後の文字列)
実際 このテキストボックスを使用して、リストボックスの実際文字列を修正できます。「実際」フィールドの文字列をリストボックスに追加するには、「編集」メニューの「挿入」メニュー項目のいずれかを使用します。リストボックスの実際文字列をハイライト表示すると、その文字列が「実際」フィールドに表示されます。新しい名前を入力して<Enter>キーを押すと、名前を変更することができます。
置換 このテキストボックスを使用して、リストボックスの置換文字列を修正できます。リストボックスの置換文字列をハイライト表示すると、その文字列が「置換」フィールドに表示されます。新しい名前を入力して<Enter>キーを押すと、名前を変更することができます。
「編集」>「新規挿入」 リストボックスに新規置換文字の組を入力します。"オリジナル"を「実際」リストボックス列と「実際」テキストボックスの両方に挿入します。実際文字列を修正するには、新しい名前を入力して<Enter>キーを押します。このメニュー項目では置換文字列は生成されないので、有効な置換トークンの1つを入力する必要があります。
「編集」>「削除」 リストボックスからハイライト表示された文字の組を削除します。
「編集」>「デザインファイルを挿入」>「短い」 「実際」テキストボックスに$FILES$を挿入し、「置換」テキストボックスに_FILES_を挿入します。置換文字列 _FILES_は、デザインファイル内の文字列$FILES$をデザインファイルの短縮名に置き換えるよう、印刷プロセスに対して指示を与える変数です。具体的には、デザインファイルの名前がパス名なしで入力されます。
「編集」>「デザインファイルを挿入」>「省略」 「実際」テキストボックスに$FILEA$を挿入し、「置換」テキストボックスに_FILEA_を挿入します。置換文字列_FILEA_は、デザインファイル内の文字列$FILEA$をデザインファイルの省略名に置き換えるよう、印刷プロセスに対して指示を与える変数です。具体的には、デザインファイルのパスと名前の合計が30文字を超えた場合は、パスが省略されます。
「編集」>「デザインファイルを挿入」>「長い」 「実際」テキストボックスに$FILEL$を挿入し、「置換」テキストボックスに_FILEL_を挿入します。置換文字列_FILEL_は、デザインファイル内の文字列$FILEL$をデザインファイルの非省略名に置き換えるよう、印刷プロセスに対して指示を与える変数です。具体的には、デザインファイルの名前がフルパスで入力されます。
「編集」>「ペンテーブルを挿入」>「短縮」 「実際」テキストボックスに$PENTBLS$を挿入し、「置換」テキストボックスに_PENTBLS_を挿入します。置換文字列_PENTBLS_は、デザインファイル内の文字列$PENTBLS$をペンテーブルファイルの短縮名に置き換えるよう、印刷プロセスに対して指示を与える変数です。具体的には、ペンテーブルファイルの名前がパス名なしで入力されます。
「編集」>「ペンテーブルを挿入」>「省略」 「実際」テキストボックスに$PENTBLA$を挿入し、「置換」テキストボックスに_PENTBLA_を挿入します。置換文字列_PENTBLA_は、デザインファイル内の文字列$PENTBLA$をペンテーブルファイルの省略名に置き換えるよう、印刷プロセスに対して指示を与える変数です。具体的には、ペンテーブルファイルのパスと名前の合計が30文字を超えた場合は、パスが省略されます。
「編集」>「ペンテーブルを挿入」>「長い」 「実際」テキストボックスに$PENTBLL$を挿入し、「置換」テキストボックスに_PENTBLL_を挿入します。置換文字列_PENTBLL_は、デザインファイル内の文字列$PENTBLL$をペンテーブルファイルの非省略名に置き換えるよう、印刷プロセスに対して指示を与える変数です。具体的には、ペンテーブルファイルの名前がフルパスで入力されます。
「編集」>「プリンタドライバ構成ファイルを挿入」>「短い」 「実際」テキストボックスに$PLTDRVS$を挿入し、「置換」テキストボックスに_PLTDRVS_を挿入します。置換文字列_PLTDRVS_は、デザインファイル内の文字列$PLTDRVS$をプリンタドライバ構成ファイルの短縮名に置き換えるよう、印刷プロセスに対して指示を与える変数です。具体的には、プリンタドライバ構成ファイルの名前がパス名なしで入力されます。
「編集」>「プリンタドライバ構成ファイルを挿入」>「省略」 「実際」テキストボックスに$PLTDRVA$を挿入し、「置換」テキストボックスに_PLTDRVA_を挿入します。置換文字列_PLTDRVA_は、デザインファイル内の文字列$PLTDRVA$をプリンタドライバ構成ファイルの省略名に置き換えるよう、印刷プロセスに対して指示を与える変数です。具体的には、プリンタドライバ構成ファイルのパスと名前の合計が30文字を超えた場合は、パスが省略されます。
「編集」>「プリンタドライバ構成ファイルを挿入」>「長い」 「実際」テキストボックスに$PLTDRVL$を挿入し、「置換」テキストボックスに_PLTDRVL_を挿入します。置換文字列_PLTDRVL_は、デザインファイル内の文字列$PLTDRVL$をプリンタドライバ構成ファイルの非省略名に置き換えるよう、印刷プロセスに対して指示を与える変数です。具体的には、プリンタドライバ構成ファイルの名前がフルパスで入力されます。
「編集」>「日付を挿入」 「実際」テキストボックスに$DATE$を挿入し、「置換」テキストボックスに_DATE_を挿入します。置換文字列_DATE_は、デザインファイル内の文字列$DATE$をシステム日付に置き換えるよう、印刷プロセスに対して指示を与える変数です。印刷出力の日付および時刻のフォーマットは、ロケールに依存し、Windowsの地域および言語の設定が使用されます。
「編集」>「時間を挿入」 「実際」テキストボックスに$TIME$を挿入し、「置換」テキストボックスに_TIME_を挿入します。置換文字列_TIME_は、デザインファイル内の文字列$TIME$をシステム時間に置き換えるよう、印刷プロセスに対して指示を与える変数です。印刷出力の日付および時刻のフォーマットは、ロケールに依存し、Windowsの地域および言語の設定が使用されます。
「編集」>「尺度を挿入」>「長い」 「実際」テキストボックスに$SCALE$を挿入し、「置換」テキストボックスに_SCALE_を挿入します。置換文字列_SCALE_は、デザインファイル内の文字列$SCALE$を印刷で使用される尺度(「70.0739 m:cm/IN」などの単位)に置き換えるよう、印刷プロセスに対して指示を与える変数です。
「編集」>「尺度を挿入」>「短い」 「実際」テキストボックスに$SCALESHORT$を挿入し、「置換」テキストボックスに_SCALESHORT_を挿入します。置換文字列_SCALESHORT_は、デザインファイル内の文字列$SCALESHORT$を印刷尺度の短いバージョンに置き換えるよう、印刷プロセスに対して指示を与える変数です。短いバージョンには単位は含まれず、精度は6文字までです。
「編集」>「用紙サイズ名を挿入」 「実際」テキストボックスに$SHEETNAME$を挿入し、「置換」テキストボックスに_SHEETNAME_を挿入します。置換文字列_SHEETNAME_は、デザインファイル内の文字列$SHEETNAME$を使用される用紙サイズの名前(「ISO A3」など)に置き換えるよう、印刷プロセスに対して指示を与える変数です。
「編集」>「用紙サイズを挿入」 「実際」テキストボックスに$SHEETSIZE$を挿入し、「置換」テキストボックスに_SHEETSIZE_を挿入します。置換文字列_SHEETSIZE_は、デザインファイル内の文字列$SHEETSIZE$を印刷用紙のサイズ(「11X17インチ」など)に置き換えるよう、印刷プロセスに対して指示を与える変数です。
「編集」>「モデル名を挿入」 「実際」テキストボックスに$MODELNAME$を挿入し、「置換」テキストボックスに_MODELNAME_を挿入します。置換文字列_MODELNAME_は、デザインファイル内の文字列$MODELNAME$を印刷されるモデルの名前に置き換えるよう、印刷プロセスに対して指示を与える変数です。
「編集」>「最終保存日を挿入」 「実際」テキストボックスに$LASTSAVEDDATE$を挿入し、「置換」テキストボックスに_LASTSAVEDDATE_を挿入します。置換文字列_LASTSAVEDDATE_は、デザインファイル内の文字列$LASTSAVEDDATE$をデザインファイルを最後に保存した日付に置き換えるよう、印刷プロセスに対して指示を与える変数です。
「編集」>「最終保存時間を挿入」 「実際」テキストボックスに$LASTSAVEDTIME$を挿入し、「置換」テキストボックスに_LASTSAVEDTIME_を挿入します。置換文字列_LASTSAVEDTIME_は、デザインファイル内の文字列$LASTSAVEDTIME$をデザインファイルを最後に保存した時間に置き換えるよう、印刷プロセスに対して指示を与える変数です。時刻文字列のフォーマットは、Windowsの地域の設定から取得されます。
「編集」>「最終保存日時を挿入」 「実際」テキストボックスに$LASTSAVEDDATETIME$を挿入し、「置換」テキストボックスに_LASTSAVEDDATETIME_を挿入します。置換文字列_LASTSAVEDDATETIME_は、デザインファイル内の文字列$LASTSAVEDDATETIME$をデザインファイルを最後に保存した日時に置き換えるよう、印刷プロセスに対して指示を与える変数です。
「編集」>「システムプリンタ名を挿入」 「実際」テキストボックスに$SYSPRINTER_NAME$を挿入し、「置換」テキストボックスに_SYSPRINTER_NAME_を挿入します。置換文字列_SYSPRINTER_NAME_は、デザインファイル内の文字列$SYSPRINTER_NAME$をシステムプリンタ名に置き換えるよう、印刷プロセスに対して指示を与える変数です。システムプリンタドライバを使用している場合、これはWindowsプリンタの名前になります。
「編集」>「印刷セットアイテムを挿入」>「印刷セット内の定義数」 「実際」テキストボックスに$DOCSET_NUMSETDOCS$を挿入し、「置換」テキストボックスに_DOCSET_NUMSETDOCS_を挿入します。置換文字列_DOCSET_NUMSETDOCS_は、デザインファイル内の文字列$DOCSET_NUMSETDOCS$を印刷セットに入っている印刷定義数に置き換えるよう、印刷プロセスに対して指示を与える変数です。可変印刷定義を使用している場合、「可変印刷定義においてページ番号付けトークンと総ページ数トークンを使用するにあたってのガイドライン」を参照してください。
「編集」>「印刷セットアイテムを挿入」>「セット内の定義数を印刷」 「実際」テキストボックスに$DOCSET_CURRENTSETDOC$を挿入し、「置換」テキストボックスに_DOCSET_CURRENTSETDOC_を挿入します。置換文字列_DOCSET_CURRENTSETDOC_は、デザインファイル内の文字列$DOCSET_CURRENTSETDOC$を現在処理中の印刷定義数に置き換えるよう、印刷プロセスに対して指示を与える変数です。可変印刷定義を使用している場合、「可変印刷定義においてページ番号付けトークンと総ページ数トークンを使用するにあたってのガイドライン」を参照してください。