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要素の優先度

(2次元モデルのみ)要素の優先度は、ビュー内の要素の表示順序を決定する表示のみの設定値です。基本的に、この表示の優先度設定値は、3次元モデルのZ値と同じように、2次元の同一平面上の要素に"計算されたZ"値を追加します。3次元モデルでは、手前の方にある要素は常に後の方にある要素の前に表示されるので、表示の優先度は必要ありません。

2次元モデルでは、アクティブな要素の優先度を割り当てることができます。これにより、モデル内に配置する新しい要素の表示優先度値を設定します。最も高い優先度値が割り当てられた要素は、前面に表示され、最も低い値が割り当てられた要素は背面に表示されます。

2次元モデルでは、表示優先度値を参照、画層、および個々の要素に割り当てることができます。表示優先度には、参照>画層>要素という階層があります。参照の表示優先度は、値が1,000,000倍されるので最優先されます。画層の表示優先度は、値が1,000倍されるので次に優先されます。要素の表示優先度は、そのままの値なので最も低い優先度になります。したがって、

  • 参照内の高い参照表示優先度を持つすべての要素は、参照内の低い値を持つすべての要素の前に表示されます。
  • 1つのモデル内、または同じ参照表示優先度を持つ参照の要素では、高い画層表示優先度を持つ画層上の要素が、低い値を持つ画層上の要素の前に表示されます。
  • 要素の参照表示優先度および画層表示優先度が同じ場合、要素の表示優先度によって前に表示される要素が決まります。
  • 2つの要素の参照、画層、および要素の表示優先度が同じである場合、表示順(つまりファイルの位置および更新順序)で後に表示される要素が上に表示されます。