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IGESエンティティの除外

IGES規格の意味が幅広いため、すべての受信アプリケーションですべてのIGESエンティティを正しく解釈しようとすることには無理があります。通常は、受信アプリケーションでサポートされていないエンティティを除外する必要があります。

除外されたIGESエンティティのエクスポート時に使用する代替エンティティ」セクションの一覧に記載されているIGESエンティティを除外する場合は、そのエンティティが示す空間属性は、対応する代替エンティティのタイプで近似されます。ほとんどの場合、近似の代替エンティティのタイプは、それで置き換えられる元のエンティティよりも大型で"低機能"になります。

注意: 以下の表に記載されていないエンティティを除外すると、その幾何形状がIGESファイルから省略されます。

「IGESエンティテイを除外」ダイアログボックスを使用すると、IGESエンティティを除外することができます。「IGESエンティティを除外」ダイアログボックスを開くには、「IGESファイルをエクスポート」ダイアログボックスで「設定値」 > 「IGESエンティティを除外」の順に選択します。

以下に、除外の例を示します。

  • 一般文字列のIGESエンティティ(タイプ212)を除外すると、文字要素がストローク表示で、複数線分要素エンティティ(タイプ106)として置き換えられます。文字は正しくIGESファイルに表示されますが、必要なファイルスペースが大きくなり、文字ではなく一連のベクトルとして解釈されます。
  • 受信アプリケーションでNURBSがサポートされていない場合は、NURBSを除外する必要があります。