MicroStation PowerDraft CONNECT Edition Help

MSBatchラスターファイル変換のシンタックス

ラスターファイル変換に使用できるコマンド行の構文は次のとおりです。

drbatch rastconv inname <入力ファイル名> <オプション1 オプション2 オプション3...オプション>

たとえば、C:\pcxディレクトリにあるすべてのPCXファイルを、C:\tiffディレクトリでTIFFファイルに変換するには、次のコマンド行キー入力を使用できます。

drbatch rastconv inname:c:\pcx\*.pcx outtype:tif outname:c:\tiff\*.tif

次の表に、ラスターファイル変換のコマンド行で利用できるオプションを示します。

キーワード オプション 説明
inname: <入力ファイル名> 必須 - 入力ファイルの名前。ワイルドカードを指定できます。

詳細については、「サポートされる入力ファイルフォーマット」の表を参照してください。

outname: <出力ファイル名> 不完全な場合、入力ファイル名が使用されます。
color: <rgb|16|256|greyscale|monochrome> 出力ファイルの色深度です。
outtype: bmp - (.bmp)Windows BMP

cal - (.cal)CALS

crl - (.crl)CRL

ecw - (.ecw)ERMapper

gif - (.gif)Compuserve GIF

gtiff - (.tif)ジオリファレンスTIFF

hmr - (.hmr)HMR

img - (.img)Erdas IMG

imgmap - (.p)IMG(マップ化)

imgpal - (.p)IMG(256色)

imgrgb - (.a)IMG(非マップ化)

itiff - (.itiff)インターネットTIFF

jpg - (.jpg)JPEG(JFIF)

jpg2000 - (.jp2)JPEG 2000

lrd - (.lrd)LRD

pcx - (.pcx)PCペイントブラシ

png - (.png)PNG

sun - (.rs)Sunラスター

targa - (.tga)TrueVision Targa

tiffcomp - (.tif)圧縮TIFF

tiffraw - (.tif)非圧縮TIFF

wbmp - (.wbmp)Wireless BMP

出力ファイルタイプです。

詳細については、「サポートされる出力ファイルフォーマット」の表を参照してください。

表下の注記を参照してください。

圧縮: <none|bmprle8|ccittfax3|ccittfax4|lzw|packbits|jpegmin|jpeglow|jpegmed|jpeghigh|deflate|rle1|flashpix|lrd> 出力フォーマットの圧縮。

詳細については、「サポートされる出力ファイルフォーマット」のリスト内の圧縮タイプを参照してください。

width: <出力幅> 出力幅。入力幅を既定として使用します。
height: <出力高さ> 出力高さ。入力高さを既定として使用します。
tiled: <on|off> オンの場合、変換されたファイルは分割されます(すべてのフォーマットには適用されません)。
resampled: <on|off> オンの場合、いずれの変換(回転、アフィン角)も削除されます。
nbcolors: <色の数> パレットの位置を再構成するために使用される色の数です。
location: <hgr|worldfile> 結果として出力するためのジオリファレンス情報に使用するシスタファイルのタイプです。

hgr - HGRシスタファイル

World File - ESRIワールドファイル

HGRとワールドファイルは、ファイルにジオリファレンス情報が組込まれていない場合にのみ使用されます(.jpgや.bmpファイルフォーマットなど)。

注記: ジオリファレンス情報のDGNファイルを参照するファイルフォーマットを変換する場合、ラスターのデータは正しく変換されますが、ラスターの位置は維持されません。"rastconv.ma"はオフラインで操作するため、ラスターフォーマットは、ジオリファレンスのないラスターのように処理されます。このため、入力ファイルに使用されるときに、ワールドファイルは(存在していても)活用されません。