色代入キーワードの設定を標準色名にすることで、要素の色を変更できます。デザインスクリプトでは、文字列データタイプを使用して標準色名を指定します。文字列は、引用符で囲まれた一連の文字です。引用符は一重でも二重でも使用できますが、引用符の開きと閉じは同じ種類である必要があります。

シンタックス －

color = "文字列"

boundary_color = "文字列"

fill_color = "文字列"

デザインスクリプトで標準色を指定すると、印刷システムは、配布されたいずれかのカラーブックまたは組み込み色テーブルから、指定された色文字列を探します。組み込みの色テーブルには、次の表のとおり、67の標準色と、それぞれに対応するRGB値が含まれています。

印刷システムは、配布されたカラーブックの1つから色文字列を指定する上で、下記のフォーマットをサポートしています。"<カラーブック名>:<色名>"

例:

color = "RAL DESIGN:RAL 000 45 00"
boundary_color = "NCS - Natural Color System(R)(C):NCS
S 0300-N"

主に標準色を使用する場合、組み込みの色テーブルが適しています。そうでない場合は、配布されたカラーブックからカラーブック名を指定できます（RAL CLASSIC、RAL DESIGN、NCS - Natural Color System(R)(C)）。

たとえば、マスターファイル内の要素の色を"black"に変更し、すべての参照ファイルの要素の色を灰色に変更する場合、デザインスクリプトを次のように書きます。

! 
! Change the color of all elements in the
! master file to black, and the reference
! files to a gray.
!
if (file eq 0) then
	 color = "black"
else
	color = "RAL DESIGN:RAL 000 45 00"
endif