MicroStation PowerDraft CONNECT Edition Help

デザイン履歴構成変数

MicroStation PowerDraftには、デザイン履歴のすべての要素を設定できるように各種の構成変数が用意されています。

次の表に、デザイン履歴に関連する構成変数を示します。各構成変数は有効な値です。値が有効な場合、設定は上書きされません。次の説明の中で特に明記されていない限り、構成変数の変更を有効にするために、終了して再起動する必要はありません。

変数 Short name 説明
MS_DESIGN_HISTORY_COMMIT_ON_SAVE Commit on save ファイルが保存されたときに、変更がデザイン履歴にコミットされるかを指定します。
MS_DESIGN_HISTORY_COMMIT_ON_CLOSE Commit before close ファイルが閉じられる前に、変更がデザイン履歴にコミットされるかを指定します。
MS_DESIGN_HISTORY_COMMIT_ON_MODEL_SWITCH Commit on model switch モデルが切り替えられたときに、変更がデザイン履歴にコミットされるかを指定します。
MS_DESIGN_HISTORY_OWNERSHIP_WARNING Confirm when taking ownership コミットされていないすべての変更の所有権を取得することを確認するプロンプトを表示するかを指定します。この変更を有効にするには、終了して再起動する必要があります。
MS_DESIGN_HISTORY_COLORS Colors 変更された要素と変更されていない要素を区別するときに使用する線属性を指定します。値は、最大6つの線属性記述子の一覧にしてください。追加、削除、変更、変更前、競合、背景の順序で指定します。線属性記述子は、{color,weight,style,transparency}です。colorは0~31のメニューの色ID、weightは0~31の線幅、styleは0~7の線種インデックス、transparencyは0~255の値です。変更しない要素線属性の各アスペクトについては、-1を使用します。たとえば、「{2,3,1,200}; {4,3,1,200}; {1,3,1,200}; {3,3,1,200}; {6,3,1,200}; {-1,-1,-1,-1}」と指定すると、要素の種類に応じて、その周囲に沿って緑、赤、青、シアン、黄色の点線が描画されます。ただし、変更されていない要素の線属性は変わりません。色のみを指定する場合は、中カッコを省略してもかまいません。既定は、「2; 4; 1; 3; 6; 10」です。つまり、追加された要素が緑色で、削除された要素が赤色で、変更された要素が青色で、変更前の要素がシアンで、競合要素が黄色で、変更されていない要素がミディアムグレーで描画されます。
MS_DESIGN_HISTORY_REVISION_NUMBER_FORMAT Revision number display format 改訂番号の表示 を変更可能にします。この変更を有効にするには、終了して再起動する必要があります。
MS_DESIGN_HISTORY Design History capabilities デザイン履歴に対して、作成、削除、コミット、参照、タグの追加、注記の変更、作成者の変更、結合、除外、バージョンフォーマットの設定、バージョンの設定、および自動更新が実行できます。この変更を有効にするには、終了して再起動する必要があります。
MS_DESIGN_HISTORY_COMMIT_DOC_PROPERTIES Include document properties in design history? 1に設定した場合(既定)は、デザイン履歴が、タイトル、作成者、注記などのドキュメントプロパティに対する変更を追跡します。