MicroStation PowerDraft CONNECT Edition Help

デジタイジングタブレット分割

区画作成を行うと、デジタイジングタブレット面は2つの領域(区画)に分割されます。1つの領域は画面区画であり、標準的なタブレット対画面の位置関係を表します。画面区画の中でタブレットカーソルを動かすと、画面に表示されているものに関係なく、これに対応して画面ポインタが動きます。もう1つの領域はデジタイジング区画です。デジタイジング区画内で、タブレットカーソルを動かすと、ハードコピーの図と位置合わせされているデザイン平面の部分領域内でのみ図に対応して画面ポインタが動きます。

タブレット面を分割した後、画面ポインタは、画面区画の中にあるかデジタイジング区画の中にあるかで、動きが違うことに気づかれると思います。画面区画にある場合、ポインタは、タブレットカーソルの動きと正比例して画面の中を動きます。画面が2つある場合、画面区画は両画面を囲む長方形に対応します。

タブレットカーソルがデジタイジング区画の中にある場合、タブレットカーソルの位置は、デザイン平面におけるポインタの位置を決定します。MicroStation PowerDraftは、開いている第1のビュー(デザイン平面位置が見える)にポインタを配置します。開いているビューは、番号の小さい順にチェックされます。どのビューにもデザイン平面の位置が見えない場合、ポインタは表示されません。しかし、ポインタが見えなくても、引き続きデータ点を入力し、デザインに要素を配置することができます。

画面区画は、デジタイジング区画より優先されます。データ点が画面区画に入力された場合、デザイン平面におけるこの位置は、貼り付けた図とは対応しない画面上での位置になります。そのため、デジタイジング中は、画面区画に入り込まないように注意してください。

注記: タブレット面が分割されていない場合、MicroStation PowerDraftはタブレット面の左下の18×12の領域(小型のタブレットでは、これより小さい領域)を画面区画の既定とします。