MicroStation PowerDraft CONNECT Edition Help

DGNワークセットおよびワークセット構成ファイル

ワークセットの作成中に、ワークセット構成ファイル(<worksetname>.cfg)とDGNワークセットファイル(<worksetname>.dgnws)が作成されます。DGNワークセットファイルには、ワークセットのプロパティ、カスタムプロパティ、ワークセットのシートインデックス、およびワークセットのリンクセットが含まれています。ワークセットのプロパティには、ワークセット名、ワークセットの注記などがあります。カスタムプロパティは、「ワークセットを作成」ダイアログボックスで追加するプロパティです。DGNファイルが開かれたときに、これらのプロパティがファイルにコピーされます。DGNワークセットファイルには、ワークセットのシートインデックスとリンクセットも格納されます。これらのファイルは拡張子.dgnwsを持ち、..\Configuration\WorkSpaces\<WorkSpaceName>\WorkSets\フォルダに保存されます。各ワークセット構成ファイル(.cfg)には、対応するDGNワークセットファイル(.dgnws)があります。

以前のバージョンのMicroStation PowerDraftで作成されたプロジェクトは、ワークセットにアップグレードする必要があります。次の手順を使用して、キー入力コマンドを使用して.pcfファイルのセットをワークセット(.cfg)にアップグレードします。
  1. ワークセットを作成する作業環境を開きます。作業環境がない場合、新規に作成します。
  2. 作業環境の場所を.pcfファイルが格納されているフォルダにリダイレクトします。これを行うには、_USTN_WORKSETSROOT構成変数を設定します。
  3. その作業環境内の任意のDGNファイルを開きます。
  4. キー入力ウィンドウで、PROJECT UPGRADEALLTOWORKSETSキー入力コマンドを実行します。
  5. 「ファイル」 > 「閉じる」の順に選択します。作業ページで、ドロップダウンリストにアップグレードされたワークセットが表示されます。
アップグレード処理により、次が作成されます。
  1. .pcfファイルからワークセット構成ファイル(.cfgファイル)が作成されます。
  2. 構成変数内にある単語"PROJECT"がすべて"WORKSET"に変更されます。
  3. .dgnwsファイルが作成され、このファイル内にワークセットプロパティが格納されます。
  4. 構成変数_USTN_PROJECTDESCRは廃止されています。この値は.pcfファイルから読み取られ、ワークセットの「注記」プロパティとして.dgnwsファイルに挿入されます。
  5. シートインデックスは.dgnwsファイルに挿入されます。
プロジェクト(.pcfファイル)を手動でワークセット(.cfgファイル)にアップグレードするには
  1. プロジェクトを含める作業環境を選択します。または、新しい作業環境を作成します。
  2. プロジェクトファイル(.pcf)を作業環境のWorkSetsフォルダにコピーし、これらのファイル拡張子を.cfgに変更します。
  3. 各ワークセットの.cfgファイルを次のように編集します。
    • 単語"PROJECT"を検索し、"WORKSET"に置き換えます。
    • _USTN_PROJECTDATA_USTN_WORKSETROOTに名前変更します。
  4. MicroStation PowerDraftを起動すると、作業ページで、アップグレードされたワークセットがドロップダウンリストに表示されます。すべてのワークセットに対して.dgnwsファイルが自動的に作成されることに注意してください。