MicroStation PowerDraft CONNECT Edition Help

製品外で参照を切り替えた後に画層表示オン/オフ設定値を元に戻す

場合によっては、MicroStation PowerDraft外部のOS(オペレーションシステム)レベルで、異なるバージョンのDGNで参照が置換されることが考えられます。通常、このような置換は、オフサイトの請負業者がデザインに変更を加える場合に発生します。変更されたDGNファイルがオフィスに戻ってくると、オフィスではオリジナルに切り替えられます。このとき、画層表示設定が同期されなくなることがあります。参照されるDGNファイルの画層構造が修正されます。

このようなインスタンスに対して、次のキー入力コマンドを使用して状況を正すことができます。

REFERENCE FILECHANGED <ファイル指定>

このキー入力コマンドを実行すると、参照ファイルがOSレベルに切り替えられた後の画層表示設定の再構築が試行されます。指定された参照ファイルに関連するすべての画層表示設定についてマスターファイル内を検索し、修正後の画層構造を反映するように個々の画層表示設定を再マップします。その後、修正された画層表示設定がアクティブなファイルに書き戻されます。

このキー入力コマンドは、参照ファイルを含むマスターファイル内で実行する必要があります。参照ファイルのパラメータ構文は、その他の"参照"キー入力コマンドと同じです。キー入力コマンドは、"切り替えられた"参照ファイルを持つすべてのファイルに対して、MicroStation PowerDraftで対話的に実行することも、バッチモードで実行することもできます。

キー入力コマンドは、ファイルをOSレベルに切り替えた後にすぐに実行することをお勧めします。マスターファイルが開いていて、キー入力コマンドを実行する前に修正すると、画層表示設定の再同期が正しく機能しないことがあります。

主な参照ファイルの画層表示設定だけが処理されるという制限事項が1つあります。参照ファイルはDGNファイルであることが必要です。キー入力コマンドは、ネスト参照に対しては機能しません。また、DWGファイルの参照ファイルに対しても機能しません。