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操作文字列

ツールを選択したとき、メニュー項目を選択したとき、またはファンクションキーを押したときに、製品が実行する操作は、そのオブジェクトに関連付けられた操作文字列によって定義されます。最初は、操作文字列をキー入力コマンドまたは一連のキー入力コマンドとして考えるとわかりやすくなります。たとえば、「スマートラインを配置」ツールに関連付けられた操作文字列は、PLACE SMARTLINEキー入力コマンドです。「スマートラインを配置」ツールを選択すると、実際にはPLACE SMARTLINEキー入力コマンドが実行されます。

操作タイプ

複数のタイプの操作を、操作文字列で指定して、ツール、ビュー制御、メニュー項目、およびファンクションキーに関連付けることができます。

操作タイプ シンタックス 説明
コマンドエントリキー入力コマンド E,<キー入力コマンド> キー入力コマンドをシミュレートします。コマンドエントリキー入力コマンドで指定されたキー入力コマンドは、アクティブなキー入力コマンドの状態に関係なく、常にアクティブです。たとえば、PLACE CIRCLE RADIUSがアクティブなキー入力コマンドで、半径を入力するためのプロンプトが表示されているとします。PLACE LINE CONSTRAINEDキー入力コマンドをアクティブにするE操作タイプを含むようにファンクションキーメニューで定義されたファンクションキーを押した場合は、PLACE LINE CONSTRAINEDがアクティブなキー入力コマンドになります。
完了キー入力 T,<キー入力コマンド> キー入力コマンドをシミュレートします。完了キー入力は、プロンプトで要求されたデータ(円の半径、文字列、「はい」か「いいえ」で答える質問に対する答えなど)を取得するために使用します。
未完了キー入力 K,<キー入力コマンド> 文字列を途中まで入力して、その文字列を完成するまで待ちます。
メッセージの印刷 M,<メッセージ> 1つのステータスバーフィールド内のメッセージを印刷します。
注記: タイプ指定子(残りの文字列とカンマで区切られた単一の文字)が存在しない場合は、操作タイプがコマンドエントリキー入力コマンド(E)であると見なされます。

操作タイプオプション

操作タイプオプションは、E、T、K各操作タイプの直後、またはセミコロンで区切られた複数の操作文字列内の任意の場所で使用することができます。

/<文字> 操作文字列内にスラッシュ(/)があると、ユーザーの入力待ちになります。「character」が、dk、または指定なしの場合は、次のように動作します。
  • /d - データ点を待ちます。
  • /k - キー入力を待ちます。
  • 指定なし - 任意の入力後に処理を継続します。
%<文字> 操作文字列内のパーセント(%)は、通常のプロンプトが表示されないことを除いて、スラッシュと同様です。これは、メニューからカスタムプロンプトを表示する場合に便利です。操作の%dおよび%kは、/dおよび/kと同じように機能します。

複数の操作文字列の入力

各操作文字列に、複数の操作を(セミコロンで区切って)含めることができます。

たとえば、次の操作文字列のは、ユーザーが指定した点に2インチの青色の円を配置します。co=blue;E,PLACE CIRCLE RADIUS;T,2;M,cfPlace 2 Inch Circle;%d;null

次のような操作があります。

操作 説明
co=blue アクティブな色を青に設定するコマンドエントリキー入力(タイプが指定されていないため)。データキー入力を待機している場合でも、ACTIVE COLORキー入力コマンドを実行します。
E,PLACE CIRCLE RADIUS PLACE CIRCLE RADIUS」と入力します。
T,2 半径として2を入力する完了キー入力。
M,cfPlace 2 Inch Circle ステータスバーに"Place 2 Inch Circle"というメッセージを表示します。
%d 通常のプロンプトを表示せずにデータ点を待ちます(以前の操作で表示されたプロンプトはそのまま)。
null 円を配置してから、NULLキー入力コマンドを実行して、ツールまたはビュー制御が選択できないようにします。