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ペンマップ

ペンマップは「要素の選択基準」と「要素の出力条件」でペンテーブルを再記号化する場合と異なり、要素全体でなく個々のベクトルを操作することができます。プリンタドライバ構成ファイル(.pltcfg)の色マップ(または.pltファイルのpenレコード)の扱いに慣れている場合、この機能は、.pltcfgファイルではなくペンテーブルにデータが格納された色マップのユーザーインターフェイスであると考えることができます。

ペンマップを使用すれば、複数の出力色と幅の線属性を、同じ要素の異なる部分に適用することができます。たとえば、複数の色を使用したカスタム線種や、複数の色の関連性ハッチングの結合定義に、特定の色の固有の幅を割り当てることができます。要素ベースの出力条件を使用する場合、この操作はできません。

再記号化の順序は次のとおりです。

  • まず、.pltcfgファイルで定義された色マップが適用されます。
  • 次に、ペンテーブル内のペンマップが適用されます。必要に応じて、.pltcfgの定義を維持するために個々のペンテーブルのペンマップを無効にすることができます。
  • 最後に、ペンテーブルの要素ベースの出力先セクションにあるRGBカラーやグレースケール、スクリーニング、ミリメートル幅の操作が適用されます。