MicroStation PowerDraft CONNECT Edition Help

構成の変更

MicroStation PowerDraft CONNECT Edition Update 4以降では、提供される構成とカスタム構成の両方の場所を指定するためのインストールオプションが用意されています。

提供される構成については、MetroStationのサンプルの作業環境がインストールされる場所です。既定では、C:\ProgramData\Bentley\<product_name> CONNECT Edition\Configuration\フォルダにインストールされます。これは_USTN_INSTALLED_CONFIGURATION構成変数によって定義されます。通常は、提供される構成の場所を既定の設定から変更する必要はありません。既定以外の場所を選択する必要がある場合は、インストーラの「構成」ページの「提供される構成」フィールドで場所を選択します。提供される構成をC:\ProgramData\Bentley\CONNECT Edition\Configurationにインストールすることはできないことに注意してください。これは、Update 3およびそれ以前のCONNECT Editionリリースが構成されていた場所であるため、この場所で実業務を行っている場合には競合が発生することがあります。

カスタム構成は、ユーザーの作業環境とワークセットについて推奨される場所です。カスタム構成のパスを指定するには、「構成」ページで「カスタム構成(および提供される構成)」ラジオボタンを選択してから、「カスタム構成」フィールドでパスを設定します。このカスタム構成のパスは、ConfigurationSetup.cfgファイルに書き込まれます。この場所にそれ以降に作成される作業環境は、カスタム構成の作業環境として作業ページに表示されます。この構成は、_USTN_CUSTOM_CONFIGURATION構成変数によって定義されます。

注記: 実作業には、提供される構成ではなくカスタム構成を使用することを強くお勧めします。提供される構成には、主に参照用およびトレーニング用のサンプルデータが含まれています。これは将来のリリースで更新される可能性があります。
注記: MicroStation PowerDraft CONNECT Editionの以前のUpdateからのアップグレードを実行する場合で、カスタム構成が設定されている場合には、「構成」ページの「カスタム構成」フィールドで同じ内容を選択する必要があります。

MicroStation PowerDraft CONNECT Edition Update 4とCONNECT Editionの以前のリリースにおける構成設定の主な違いは、以前は、インストール時に定義できるのは構成内の作業環境および組織のフォルダのパスであったのに対し、構成フォルダ自体のパスを定義できるようになった点です。

以前のリリースのMicroStation PowerDraft CONNECT Editionがインストールされており、カスタム作業環境を作成してある場合は、アップグレード時に、「カスタム構成」フィールドで、使用している構成のWorkSpaceSetup.cfgファイルが置かれているフォルダを指定してください。カスタム作業環境が、提供される構成フォルダ(C:\ProgramData\Bentley\CONNECT Edition\Configuration)内に作成されている場合は、「カスタム構成」フィールドでその場所を指定してください。アップグレード時、「カスタム構成」フィールドには既定でC:\ProgramData\Bentley\CONNECT Edition\Configurationが指定されています。