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シート境界線に合わせたデザインの拡大縮小

この方法では、シート境界線をフルサイズで配置して、デザイン情報を境界線内に収まるように拡大縮小します。これは手書き製図で図面を作成する方法に似ています。すべての文字および寸法をフルサイズで配置します。シートモデルを作成するときは、注釈尺度にフルサイズを選択します。さらに、必要に応じて、シート境界線の基準点および回転を指定できます。

注釈尺度をフルサイズに設定した場合、シート境界線要素はリアルなサイズ(拡大縮小されていないサイズ)で表示されます。シートレイアウト要素は、選択したシートサイズの外側の限界を示す非印刷要素です。ユーザー自身の境界線ファイルをフルサイズ(尺度係数なし)で参照して、シート境界線に関連付けることができます。

デザインにアタッチする参照は、シート/境界線レイアウト内に収まるように、必要に応じて適切な尺度で配置されます。尺度が1m = 200m(1:200)の図面の場合、デザインモデル参照をシートモデルに配置するときの尺度は1:200になります。同様に、尺度が異なる詳細は、単純に必要な尺度で参照されます。たとえば、尺度が1m = 20m(1:20)の詳細は、1:20の尺度で参照されます。シートモデルに配置する文字の尺度は、印刷時に必要なサイズと同じにします。"図面"を印刷するときに、文字はフルサイズ(1:1)の尺度で印刷されます。

シートモデルに参照(デザインモデルまたは図面モデル)をアタッチする場合、参照先モデルの注釈尺度が詳細尺度として適用され、参照先モデルの注釈尺度とアクティブモデルの注釈尺度から参照尺度(マスター:参照尺度)が計算されます。次に例を示します。

  1. デザインモデルAの注釈尺度が1/8" = 1'-0"で、シートモデルの注釈尺度がフルサイズ1 = 1である場合、このシートでモデルAを参照すると、詳細尺度は1/8" = 1'-0"になり、参照尺度(マスター:参照尺度)は1:96になります。
  2. デザインモデルAの注釈尺度が1/8" = 1'-0"で、シートモデルの注釈尺度が1/2" = 1'-0"である場合、このシートでモデルAを参照すると、詳細尺度は1/8" = 1'-0"になり、参照尺度(マスター:参照尺度)は1:4になります。
  3. デザインモデルAの注釈尺度が1:50で、シートモデルの注釈尺度がフルサイズ1 = 1である場合、このシートでモデルAを参照すると、詳細尺度は1:50になり、参照尺度(マスター:参照尺度)も1:50になります。
  4. デザインモデルAの注釈尺度が1:50で、シートモデルの注釈尺度が1:10である場合、このシートでモデルAを参照すると、詳細尺度は1:50になり、参照尺度(マスター:参照)は1:5になります。