MicroStation PowerDraft CONNECT Edition Help

SET RANGE

ビューウィンドウ内で要素の範囲ブロックを表示するために使用されます。範囲ブロックを表示するには、「SET RANGE」とキー入力して、ビューを更新します。「SET RANGE」キー入力により、表示のオンとオフを切り替えることができます。1回キー入力すると範囲ブロックの表示がオンになり、再度入力するとオフになります。

範囲ブロックはスナップ可能です。スナップ機能を使用すれば、要素の寸法を測ることもできます。たとえば、楕円を切り取って弧を作成した場合、長軸の寸法を正しく測ることが難しい場合があります。そのようなとき、要素範囲を表示させて範囲ブロックをスナップすることで寸法を配置することができます。しかしながら、測った寸法を弧に関連付けることはできません。

範囲ブロックのスナップによる要素の寸法計測

さらに、「SET RANGE」キー入力により、ファイルの問題を診断することもできます。たとえば、「ビューを最大化」を実行しても適切にビューが最大化されない、または枠コマンドを実行しても要素を操作できないといった問題があるとします。この場合、要素の範囲ブロックが破損している可能性があります。範囲ブロックを修復するには、「fixrange.ma」MDLアプリケーションをロードし(キー入力「MDL LOAD FIXRANGE」)、次に「FF=」または「EDG」キー入力コマンド(V8以前のファイル)を使用して、枠で囲まれた領域の新規ファイルを作成します。