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単位の四捨五入とそのアキュドローへの効果

「X」、「Y」、「Z」、「距離」、「角度」フィールドは値をキー入力することで設定できますが、アキュドローでは「丸め単位」で設定した値の倍数に新規データ点を強制できる四捨五入機能もサポートしています。アキュドローの丸め単位は、「アキュドロー設定値」ダイアログボックスの「座標値」タブセクションで設定します。

距離の四捨五入

「丸め単位」内で「距離」フィールドを使用可能にした場合、アキュドローはまるで目に見えないグリッドがあるかのように動作します。しかし距離の四捨五入は、常に現在のコンパス位置から計算されます。また、この値は要素にスナップするか「アキュドロー」ウィンドウの「X」または「Y」、「Z」、「距離」フィールドに値を入力すると無効になり、指定した値が優先されます。

角度の四捨五入

距離の丸め単位を利用して、要素を特定の軸に沿ってロックできます。たとえば、角度の丸め単位を30°に設定すると、すべての要素を標準アイソメ図デザイン軸の1つに沿って確実に配置できます。「X」、「Y」、「Z」、「距離」フィールドと同じく、この値は要素にスナップするか「アキュドロー」ウィンドウの「角度」フィールドに値を入力すると無効になり、指定した値が優先されます。



角度が30°にロックされた「アキュドロー」ウィンドウでデザインしています。