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曲線から点を抽出

曲線の特定の位置でB-スプライン曲線(接線、曲率、および変曲点)の属性をグラフィカルまたは数値的に評価するために使用します。曲線上の位置を定義する方法は5つあります。

このツールには、次からアクセスすることができます。

  • リボン:「モデリング」 > 「曲線」 > 「曲線ユーティリティ」
  • ツールボックス:曲線ユーティリティ

デザインの要素として配置される計算された点と接線は、他の目的の参照点または参照線として使うことができます。曲率表示は、B-スプラインの操作に応じた傾斜の変化を表します。したがって、曲線は平坦になるほどより短い線分で表されます。たとえば、直線の曲率はゼロです。



下記はノード点を指定した「曲線から点を抽出」結果の例です。ノード点の数はノット数に等しいことに注意してください。





点の数を変更すると、データをさまざまな図フォーマットで見ることができます。





「曲率プロット」の点の数の増加と「曲率プロット尺度」の変更に注意してください。この画像は一次導関数をはっきりと示しています。

設定説明
位置入力方法 曲面上の場所が定義される方法を設定します。
  • データ点を入力 - 対話的に曲線上の単一位置を定義します。
  • パラメータ - 「パラメータ値」設定を使用した場合、この値は、表示されたオブジェクトにマップされるドメインからの位置を0~1の範囲で指定します。領域は0.0~1.0までです。
  • ノード点 - ノード点は、ノットパラメータで評価して算出された曲線上の点です。ノード点は、ノットで区切られたベジェセグメントから構成されるB-スプラインのベジェセグメント間の接合を表します。
  • 曲線距離 - 「始点からの距離」設定値を使用した場合、曲線に沿った特定の距離にある属性を抽出できます。
  • 曲線距離(%) - 「始点からの距離(%)」設定値を使用した場合、値は曲線の合計長のパーセントを表します。たとえば、曲線の中点における接線方向を抽出するには、「曲線距離(%)」を50に(曲線の全体長の50%を指定するために)設定します。
  • 点配列 - 「点の数」設定値を使用した場合、この値は曲線上に均等に配置された点の数です。たとえば、曲線状に均等に配置された20の点で評価を行うには、「点の数」を20に設定します。
接線プロット尺度 「接線」の表示に適用する縮尺度を設定します。1.0に設定した場合は、抽出した接線が真の導関数ベクトル、つまり大きさのある接線方向になります。
曲率プロット尺度 「曲率プロット」出力の曲率ベクトルを表す線分セグメントに適用する尺度比率を設定します。1.0に設定すると、真の曲率ベクトルが表示されます。曲率値がこのベクトルの長さです。曲率の半径は、曲率で割られたものに等しくなります。直線の場合、曲率はゼロなので曲率の半径は無限になります。
垂直な円の半径 「垂直な円」出力のために垂直な円の半径を設定します。
パラメータ値 (「位置入力方法」が「パラメータ」に設定された場合)曲線上の位置を定義する「パラメータ」オプションに適用できる、パラメータ値を設定します。
始点からの距離 (「位置入力方法」が「曲線距離」に設定された場合)曲線上の位置を定義する「曲線距離」オプションに適用できる、パラメータ値を設定します。
始点からの距離(%) (「位置入力方法」が「曲線距離(%)」に設定された場合)曲線上の位置を定義する「曲線距離(%)」オプションに適用できる、パラメータ値を設定します。
点の数 (「位置入力方法」が「点配列」に設定された場合)曲線上の位置を定義する「点配列」オプションに適用できる、数値を設定します。
次の属性を計算 - 点


オンの場合は、評価が実行される曲線上の点が出力で表示されます。
次の属性を計算 - 接線


オンの場合は、曲線の接線が計算されます。
次の属性を計算 - 曲率プロット


オンの場合は、曲線の曲率プロットが計算されます。
次の属性を計算 - 変曲点


オンの場合は、曲線の変曲点が計算されます。変曲点は曲線がくぼみを変更する位置です。
次の属性を計算 - 垂直な円


オンの場合は、曲線の垂直な円が計算されます。
キー入力: EVALUATE CURVE
注記: このツールは線分、弧、および楕円を評価するのにも使用できます。