印刷スタイルの作成
「印刷スタイル」ダイアログボックスを使用して、印刷スタイルの作成と管理ができます。印刷スタイルは、DGNファイルまたはDGNライブラリに対してアクセス権限を持つ人なら誰でも使用することができます。
「印刷スタイル」ツールバーには、印刷スタイルを保存、コピー、削除、および既定の印刷スタイルに指定するためのアイコンがあります。
新しい印刷スタイルを作成したり、既存の印刷スタイルを修正したりすると、その印刷スタイルは保存されるまで青色で表示されます。また、「印刷スタイル」ダイアログボックスを閉じるときに、まだ保存していない印刷スタイルがある場合、「未保存の印刷スタイル」ダイアログボックスが開き、未保存の印刷スタイルを保存することができます。
ある印刷スタイルを既定の印刷スタイルに指定するには、印刷スタイルを選択してから、ツールバーにある「既定の印刷スタイル」アイコンをクリックします。既定の印刷スタイルは、新しい印刷定義を作成したときに適用されます。
あるDGNファイルから印刷スタイルをエクスポートして、他のDGNファイルにインポートすることもできます。「印刷スタイル」ダイアログボックスの「ファイル」メニューには、印刷スタイルのエクスポートとインポートを行うためのアイテムが含まれています。
印刷スタイルは、印刷セット全体に適用される設定値(共通設定値)と、印刷セット内の個々の印刷定義に適用される設定値(印刷レベル設定値)で構成されます。
共通設定値
共通設定値は、印刷セット内のすべての印刷定義に適用されます。共通設定値には、プリンタドライバ構成ファイルやWindowsプリンタ名が含まれます。これらの設定値は、印刷スタイル内の個別のセクション(共通セクション)として保存されます。
印刷レベル設定値
印刷セット内のすべての印刷定義に適用される共通設定値とは異なり、印刷レベル設定値は、印刷セット内の特定のデータタイプの個々の印刷定義に適用されます。たとえば、すべてのDGN/DWGデータに対して34インチのxサイズ、すべてのラスターデータに対して90度の回転を指定することができます。
印刷レベル設定値には、次が含まれます。
共通設定値セクションとデータタイプごとのセクションを含む単一の印刷スタイル、または各印刷スタイルが異なる設定値タイプで構成された複数の印刷スタイルを作成することができます。ただし、各印刷スタイルが異なる共通設定値で構成された複数の印刷スタイルを作成すると有益な場合があります。たとえば、さまざまなプリンタ用の印刷スタイルを作成してハーフサイズとフルサイズの印刷を作成することができます。