DWGファイルを使用した操作
MicroStationでは、DWGファイルを直接開いて操作することができます。このトピックでは、DWGファイルを開く方法、DWGファイルを新規作成する方法、およびシードファイルを操作する方法について説明します。
DWGファイルの開く操作
MicroStationでは、DWGファイルを直接操作することができます。DWGファイルを選択して開くと、DWG作業モードが自動的に有効になります。また、DWGファイルのバージョン(2004など)も自動的に検出されます。DWGファイルを変更した場合、変更内容は同じバージョンに保存されます。
シードファイルの操作
DGNファイルまたはDWGファイルを新規に作成するときは、シードファイルが必要です。シードファイルの内容が新規のDGNファイルまたはDWGファイルにコピーされます。一般に、シードファイルに含まれるのは、設定値と属性のみです。メーカーによっては、ロゴや図面シートなどの図形データをシードファイルに含めているところもあります。
DGNファイルをDWGに保存する場合、DWGシードファイルを使用して、保存するファイルに存在しない必要な設定を定義することもできます。DGNファイルにDWG設定に対応する設定が含まれている場合、DGNファイルの設定が使用され、DWGシードファイルの設定が上書きされます。ただし、設定がDWG固有の設定の場合、DWGシードファイルの設定が使用されます。次のシナリオを参照してください。
- DWG標準設定値を含むDGNシードファイルの使用
DWGフォーマットに変換されるDGNファイルを操作する場合は、最終引渡品のDWGファイルに必要な画層、文字スタイル、寸法スタイル、線種、および単位の標準設定値を含む特別なDGNシードファイルを設定すると役立ちます。
このようなシードファイルを設定するには、設定値を含むDWGファイルで操作を開始し、そのファイルからDGNシードファイルを作成するのが最も簡単な方法です。
- DWGシードファイルの使用
DWGシードファイルは、プロジェクトの標準を設定するために使用することができます。DWGファイルを作成するときは、毎回、画層(DWGの画層)構成、文字スタイル、寸法スタイル、作業単位(DWGの単位)、および線種(DWGの線種)の、プロジェクトの標準設定値を含むDWGシードファイルを使用することができます。
MicroStationの既定のseed.dwgファイルには、1つのデザインモデルと2つのシートモデル(Layout1およびLayout2)が含まれています。また各モデルのビューグループも含まれています。