「V8として保存オプション」ダイアログボックスの「参照」タブ
DGNファイルをV8ファイルに保存するときの参照ファイルの処理方法を制御します。このタブの内容は、「フィルタ」タブの「幾何」設定値に左右されます。
「幾何」の設定内容により、次のようになります。
- 「すべて」 - 参照ファイルをアタッチメントとして保持するか、ファイルとその参照ファイルを1つの出力ファイルに統合するか、または出力ファイルから参照ファイルを省略するかを選択できます。
- 「選択セット」または「枠 」 - 「参照ファイルの統合に最適化された切り取りを使用」のみが有効になります。他の設定値は無効になり、結果として、選択されたすべての幾何(枠内要素)は保存ファイルに統合され、参照ファイルは破棄されます。
参照ファイルの詳細については、「参照の使用」を参照してください。
設定 | 説明 |
---|---|
ビューからの画層 | (「表示画層のみを統合」がオンの場合のみ)参照ファイルのどの画層を統合するかを指定します(参照ファイルに対して「統合」オプションが選択されている場合)。 |
自己参照ファイル | DGNファイルをV8ファイルに保存するときの自己参照ファイルの処理方法を制御します。
自己参照ファイルとは、そのファイル自身にアタッチされる参照のことをいいます。図面の細部を作成するときに、自己参照ファイルがよく使用されます。 |
外部参照ファイル | DGNファイルをV8ファイルに保存するとき、既定モデルへの標準参照ファイルをどのように処理するかを制御します。 |
3Dアタッチの外形線を統合 | オンの場合、参照される3次元参照ファイルの外形線がマスターファイルに統合されます。この設定は、ワイヤフレーム幾何を表示する参照を除いて、すべての参照に影響します。DWGやV7 DGNなどの対象フォーマットは動的なビューの表示オプションをサポートしていないため、このオプションは動的なビューを使用する際に便利です。この設定の効果を確認するには、「アクティブなモデルへの参照の統合」の例を参照してください。
オンの場合、この設定値により、すべての参照ファイルの設定値が上書きされます。 このチェックボックスをオンにすると、隣に「外形線の設定」アイコンが表示されます。このアイコンをクリックすると、「外形線設定値」ダイアログボックスが開きます。 |
統合中に画層をコピー | DGNファイルからの参照ファイルをDWG/DXFファイルに統合するときの画層の処理方法を表します。 |
参照ファイルを変換 | オンの場合、DWGファイルまたはV7 DGNファイルをV8 DGNファイルとして保存する際に、すべての参照がV8 DGNファイルに変換されます。 |
参照ファイルの統合に最適化された切り取りを使用 | オンの場合、統合処理で切り取られるときに曲面、ソリッド、多角形が維持されます。オフの場合には、曲面およびソリッドは解除されて、境界/ワイヤフレーム要素になります。 |
ライブネストの参照ファイルをネスト解除(コピー) | オンの場合、ネスト参照は直接参照ファイルとして保存DGNファイルにコピーされます。 |
表示画層のみを統合 | オンの場合、選択したビューに表示された画層が出力ファイルに統合されます。
オフの場合、すべての画層が出力ファイルに統合されます。 |
内部参照を統合 | オンにすると、内部参照は保存されたDGNのマスターモデルと統合されます。 |