ラスターマネージャとバイナリ作業モード
ラスターマネージャには、3つのバイナリ作業モードがあります。各作業モードは、特定の方法でバイナリ(1ビット)画像を処理、管理、表示できるように設計されています。
作業モードは、2004 Edition以前のバージョンとの整合性を保つために以前の表示モードに戻すときに使用できます。
作業モードをアクティブにするには、構成変数を使用します。「白黒」、「ラスター参照」、「2色」の3つの作業モードがあります。構成変数が設定されていない場合や、無効な値が定義されている場合は、既定の作業モードとして「2色」の作業モードが自動的に設定されます。
既定の作業モードを設定または変更するには
(0)白黒作業モード
0(ゼロ)を割り当てると、バイナリファイルは白黒フォーマットと同等に扱われます。このモードでは、2色のフォーマットも白黒として読み込まれます。このモードは、1ビットラスター画像ファイルフォーマットの業界標準に適合します。1ビットラスター画像ファイルを、異なるシステムやアプリケーションとの間で交換すると、これらのファイルは常に完全に同じように表示されます。このモードでは、ラスターマネージャが1ビットラスター画像ファイルの視覚的な特性を保持するときに、その整合性が確保されます。このことは、特に、DWG作業モードで作業する場合、Bentley I/RAS B間や他のMicroStationベースのプログラムとの間で移行する場合に当てはまります。
背景のピクセル色は、常に、ビューの背景色と同一です。
- 前景のピクセルのみが、異なる色で表示されます。
- 背景ピクセルには、ビューの背景とまったく同じ色が割り当てられます。
- 背景のピクセルは、透過機能が自動的に切り替えられることによって、透明にレンダリングされます。
- 透明な背景は、「プロパティ」ダイアログボックスの「色」タブにある「透過」オプションをオフにすることで、オフに設定できます。
前景ピクセルに割り当てられる前景色は、「前景色」設定値によって割り当てられます。
前景ピクセルの色がビューの背景色と同じである場合、ラスター画像ファイルの前景ピクセル色は自動的に別の色に変更されて、ビューでピクセルがレンダリングされます。