操作の構成変数
次の表に、操作に関連する構成変数を示します。各構成変数は有効な値です。値が有効な場合、設定は上書きされません。構成変数の変更を有効にするために、終了して再起動する必要はありません。
変数 | Short name | 説明 |
---|---|---|
MS_APPMEN | Application Menus | アプリケーションメニューとサイドバーメニューの所在。 |
MS_AUTORESTORESTATUSBAR | Auto-restore Status Bar | 1に設定した場合は、ステータスバーにポインタを移動したときに、ステータスバーが既定の表示に復元されます。 |
MS_AUTOUPDATETEXTITEMSSLOWER | AutoUpdate speed for Text items | テキストアイテムの自動更新タイマーの速度を遅くします。1に設定し、MS_AUTOUPDATETEXTITEMSSUPPORTを1に設定すると、テキストアイテムは低速でその値と自動的に同期されます。 |
MS_AUTOUPDATETEXTITEMSSUPPORT | AutoUpdate feature for Text items | 自動更新機能を必要とするダイアログとツール設定値のテキストアイテムに対して自動更新機能をオンにします。"テキストアイテム"とは、ダイアログとツール設定値ウィンドウのテキストコントロールまたはテキスト入力フィールドです。1に設定すると、テキストアイテムはフォーカスを外さずに値と自動的に同期されます。たとえば、円を配置する場合、「円を配置」ツール設定値ウィンドウで「直径」テキストフィールドに値を入力すると、その直径の円が表示されます。テキストフィールドの直径を変更すると、円のサイズが新しい値に自動的に変更されます。 |
MS_COMMONITEMDIALOG | Common Item Dialog from Microsoft | 既定では、ファイルを開いたり保存したりするほとんどのダイアログに、Microsoftの新しいCommon Item Dialogが使用されます。Microsoftの従来のファイルダイアログを常に使用する場合は、この変数を0に設定します。 |
MS_COMPRESS_OPTIONS | Compress Options Selections | ファイル圧縮オプションを指定します。設定した場合は、指定されたオプションが「オプションを圧縮」ダイアログボックス上の選択よりも優先されます。 |
MS_CURSORPROMPT | Cursor Prompt | 1に設定した場合は、マウスに従う「カーソルプロンプト」ウィンドウが表示されます。カーソルプロンプトによって、ステータスバーの左下のフィールドにメッセージが表示されます。ここには、ツールを使用して操作を実行する手順が示されます。 |
MS_DEFAULT_MAINTASKPATH | Default Main Task | 既定のメインタスクを上書きします。メインタスクは、DGNLIBの'Main Task'定義によって決定されるようになります。アップグレードするには、既存のツールボックス定義をMain Taskに移行し、この構成を適切に設定します。 |
MS_DGNFILE_OPEN_FOR_WRITE_RETRY_LIMIT | DGN Open for Write | 設定した場合は、他の場所で編集するために既に開いているDGNを開く際の遅延が短縮されます。設定されていない場合は、MicroStationファイルを編集のために開くことを50回試行してから、共有違反の警告を表示します。読み取り専用ファイルとしてDGNにすばやくアクセスするために、50より小さい値を設定することができます。たとえば、10に設定した場合は、MicroStationファイルを編集のために開くことを10回試行してから、警告メッセージを表示します。 |
MS_DGNFILE_OPEN_FOR_READ_RETRY_LIMIT | DGN Open for Read | 設定した場合は、DGNを読み取り専用として開く際の遅延が短縮されます。設定されていない場合は、MicroStation編集のためにDGNを開くことを20回試行してから、読み取り専用として開きます。DGNにすばやくアクセスするために、20より小さい値を設定することができます。たとえば、10に設定した場合は、MicroStationファイルを編集のために開くことを10回試行してから、警告メッセージを表示します。 |
MS_DISABLE_FILE_ICONS | Disable File Open Icons | 設定した場合は、「ファイルアイコンの表示」チェックボックスが、「ファイルを開く」ダイアログボックス、「新規」ダイアログボックス、および「開く」ダイアログボックスに表示されません。また、この設定をオフにすると、ファイル一覧アイコンが表示されなくなります。MicroStationを再起動するまでこの設定の効果は現れません。 |
MS_DISABLE_FILE_THUMBNAIL | Disable File Open Thumbnail | 設定した場合は、ファイルのサムネイル画像が、「ファイルを開く」ダイアログボックスと「開く」ダイアログボックスに表示されません。 |
MS_FILEHISTORY | File History | 設定した場合は、ファイルタイプごとに最新の4つのファイルとディレクトリが保存されます。 |
MS_FKEYMNU | Function Key Menu | 既定のファンクションキーメニューのファイル名を定義します。既定の名前は"funckey.mnu"で、MS_DATAディレクトリに配置されます。既定のファンクションキーメニューは、ファンクションキーメニューを作成または変更するときに修正用のシードとして機能します。 |
MS_FULLPATHINTITLEBAR | Full Path in Title Bar | 設定した場合は、開いているファイルのパスを含む完全な指定が、MicroStationのアプリケーションウィンドウのタイトルバーに表示されます。 |
MS_GRAYGROUPHEADERBACKGROUND | Gray Color for Group Headers | 既定では、選択したグループヘッダーの背景色は青色になります。"グループヘッダー"とは、ダイアログボックス(「エクスプローラ」ダイアログボックス、「プロパティ」ダイアログボックスなど)のグループまたはセクションのヘッダーです。1に設定すると、灰色が使用されます。 |
MS_GROUPPOPUPFADEKEYTIPS | Ribbon Group Popup Fade KeyTips | 使用されていません。 |
MS_GROUPPOPUPFALLBACKWORKFLOW_2D | Fall-back Workflow for pop-up group processing. | ポップアップグループパスが"*"で始まる場合、アクティブな作業フローに指定されたグループが含まれない場合、およびアクティブなモデルが2Dの場合に使用する作業フローを定義します。 |
MS_GROUPPOPUPFALLBACKWORKFLOW_3D | Fall-back Workflow for pop-up group processing. | ポップアップグループパスが"*"で始まる場合、アクティブな作業フローに指定されたグループが含まれない場合、およびアクティブなモデルが3Dとして処理される場合に使用する作業フローを定義します。 |
MS_IDLETIMEOUT | Exit MicroStation When Idle | 設定した場合は、MicroStationのアクティブセッションが終了するまで非アクティブ状態で待機する時間を分単位で指定します("アクティブセッション"とは、DGNファイルが開いていることを意味します)。最小値は30分です。 |
MS_IMMEDIATEUPDATE | Window Immediate Update | 設定した場合は、ビューウィンドウ上で他のウィンドウが移動したりサイズ変更すると、ただちに、ビューウィンドウが更新されます。 |
MS_INPUT_CONFIGXML | Default Touch Gesture Configuration | ジェスチャ割り当てを保存するために使用される inputconfiguration.xmlファイルを含むディレクトリ。 |
MS_KEYBOARDSHORTCUTS | User Keyboard Shortcuts | ユーザーキーボードショートカットを含むXMLファイル。 |
MS_KEYBOARDSHORTCUTSEXPAND | Keyboard Shortcuts User Order | 1に設定すると、「キーボードショートカット」ダイアログボックスを開いたときに親ノードが展開されます。既定値は0です。 |
MS_KEYBOARDSHORTCUTSSEED | Default Keyboard Shortcuts | 既定のキーボードショートカットを含むXMLファイル。このファイルは、MS_KEYBOARDSHORTCUTSで定義されたファイルが見つからない場合にキーボードショートカットを定義するために使用します。 |
MS_KEYBOARDSHORTCUTSUSERORDER | Keyboard Shortcuts User Order | 1に設定すると(既定)、メニューにユーザーが設定した順序でキーボードショートカットが表示されます。 |
MS_LEGACYTOOLMAPLIST | Path to files that contain Tool Mapping data | MicroStation V8i iから現在のバージョンへのツールのマッピングを指定するツールマップXMLファイルの一覧を定義します。 |
MS_LIBRARY_SAVEDVIEW_FILTER | Saved Views Library Filter | ユーザーインターフェイスから除外する保存ビューのセットを指定します。フィルタは、ライブラリで検出されたビューに対してのみ適用されます。フィルタの構文および文字列の式については、「フィルタの定義と削除」を参照してください。 |
MS_MAINMENUDOCKINGBESIDE | Allow Docking Beside Main Menu | 0に設定した場合、または設定しなかった場合(既定)は、メインメニューバーがアプリケーションウィンドウの幅全体に広がります。0以外の値に設定した場合は、ツールボックスと収納可能なダイアログをメインメニューバーの横に収納することができます。 |
MS_NO_VIEW_ANIMATION | Disable Tile/Cascade Animation | オンにした場合は、タイルとカスケードのアニメーション表示が無効になります。 |
MS_OPENDWGAEC | Open DWG AEC files | 古いバージョンのDWG AECファイルを開くときの動作を制御します。 |
MS_OPENV7 | Open V7 Files | V7フォーマットのデザインファイルが開かれたときのMicroStationの動作を制御します。0に設定した場合は、ファイルをV8 DGNフォーマット(既定)にアップグレードするためのオプションを含む注意ダイアログとともにファイルが開かれます。1に設定した場合は、注意が表示されず、ファイルがV8 DGNフォーマットにアップグレードされてから開かれます。2に設定した場合は、ファイルが読み取り専用モードで開かれます。 |
MS_POPUPDIALOGCLOSEDELAY | Popup Dialog Close Delay | ポップアップダイアログボックスが閉じるまで待つ時間をミリ秒単位で指定します。有効な範囲は、0~120(0~2秒)です。既定値は、30(0.5秒)です。 |
MS_READONLY | Read Only | 設定した場合は、アクティブなDGNファイルが読み取り専用になります。 |
MS_RIBBONCOMPONENTPROVIDERS | Ribbon Component Providers AddIn List | 独自のリボンコンテンツを提供する管理アドインの一覧。たとえば、Baseribbon.cfgファイルにはBentley.Macros.UI.dllのエントリが含まれます。これを追加することで、"マクロ"リボングループがサポートされます。 |
MS_RIBBONDIR | Base Path for Ribbon Definitions | リボン定義が保存されている基本パス。このパスは直接は使用されませんが、通常、MS_RIBBONRSC、MS_RIBBONXMLの定義に使用されます。 |
MS_RIBBONPREFS | Ribbon Preferences File | アクティブな作業フロー、アクティブなタブ、リボン検索の設定など、リボンの現在の状態を含むファイルの名前を指定します。 |
MS_RIBBONPREFSSEED | Ribbon Preferences Seed File | リボン選択事項ファイルのシードファイルを指定します(MS_RIBBONPREFSに対して定義されていない場合)。MS_RIBBONPREFSSEEDで指定されたファイルは、MS_RIBBONPREFSで指定されたファイルが存在しない場合に、そのファイルを作成する目的でのみ使用されます。これを行うのは、通常、製品が最初にロードされるとき、またはユーザーがコマンド行オプション-restoredefaultsを使用したときだけです。 |
MS_RIBBONRSCLIST | Ribbon Resource File List | リボン構成要素の定義を含むRSCファイルの一覧を指定します。 |
MS_RIBBONXML | Ribbon XML File List | リボン構成要素の定義を含むXMLファイルの一覧を指定します。 |
MS_RIBBON_MAXBUTTONLABELCHARS | Maximum characters for a ribbon label | リボンボタンのラベルに表示する最大文字数を指定します。設定しない場合の既定値は24です。最小値は20、最大値は128です。 |
MS_RIBBON_NUMEXPANDEDTASKGROUPS | Number of Expanded groups on Active Task tab | 「タスク」タブの展開されたグループの数を指定します。この制限に達した後は、すべてのタスクがオーバーフローグループに配置されます。 |
MS_SAVEMENU | Attached Menus | アタッチされたメニューに関する情報を含むファイル。 |
MS_SOURCENAME_PROPERTY | Save the SOURCE file property | 設定した場合は、ソースファイルプロパティをソースファイルの名前に設定することができます。既定では、ソースファイルの名前と拡張子だけが保存されます。0に設定すると、ソースプロパティが無効になります。FULLに設定すると、ソースファイルのフルパスが保存されます。 |
MS_TOOLSETTINGSIGNORETITLEFORWIDTH | Tool Settings Ignore Title when Determining Width | 1に設定すると、ツール設定値ウィンドウの幅を決定するときに、ツール設定値のタイトルが無視されます。 |
MS_UPDATESPLITBUTTONLABELTOSELECTED | Update Split Button Label to Selected | 1に設定すると、分割ボタンのラベルが、選択した子アイテムに合わせて更新されます。既定では、画像とツールチップだけが更新されます。このオプションを有効にすると、分割ボタンとリボングループは、ラベルのサイズに基づいて拡大および縮小されます。 |
MS_VIEWAUTORESIZE | View Resize Behavior | 1に設定した場合、ビューウィンドウは、メインウィンドウのサイズが変更されたとき、またはダイアログが収納されるか取り出されたときに、それに合わせてサイズが比例的に変更されます。
0に設定した場合、ビューウィンドウは、メインウィンドウの境界線がビューウィンドウの境界線内に入り込むときにのみ、サイズが変更されます。 |
MS_VIEWTOOLBOX2D | View window toolbox for 2D | 2次元ビューウィンドウツールボックスの値を変更します。システムツールボックスまたはユーザー定義ツールボックスのタイトルを値として指定できます。 |
MS_VIEWTOOLBOX3D | View window toolbox for 3D | 3次元ビューウィンドウツールボックスの値を変更します。システムツールボックスまたはユーザー定義ツールボックスのタイトルを値として指定できます。 |
MS_WORKMODE | Work Mode | 作業モードは、最終的により互換性の高いデザインを作成するために特定の機能を有効/無効にします。この変数をDWGに設定すると、特定の作成ツールが無効になり、DWGファイルフォーマットと互換性のない要素が生成される可能性があります。V7は非推奨であり、ファイルが読み取り専用で開くことを説明する警告が表示されます。DGNに設定(既定)すると、要素の作成に関する全機能が利用できます。変更した値の効果を確認するには、MicroStationを再起動する必要があります。 |