MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

RSC(リソースフォント)

このフォントフォーマットはMicroStation固有で、RSCフォントはMicroStationリソースファイルに保存されています。1つのリソースファイルに複数のRSCフォントを含めることができます。RSCフォントには番号と名前が付けられていますが、MicroStationセッション中に一度に使用できるのは、特定の番号の1つのフォントだけです。複数のRSCフォントが同じ番号を共有している場合、該当するセッションでは、最後にロードされたフォントにその番号が割り当てられます。RSCフォントはロケールでエンコードされていますが、(たとえば、一部のアジア言語の場合)256字以上の文字をサポートします。RSCフォントのコードページはフォント構成ファイルで指定されています。記号にフォント文字を使用する場合は、TrueTypeフォントではなくRSCフォントを使用してください。

MicroStationでは、MS_SYSFONTDIRMS_FONTPATHで見つかったRSCファイル、およびMS_SYMBRSCで指定されたRSCファイルでRSCフォントを検索します。MicroStationでは、要求元のデザインファイルのディレクトリではRSCフォントを検索しません。

DGNファイルをDWGにエクスポートする場合、MicroStationは必要なRSCフォントをSHXフォーマットにエクスポートして、既定でSHX Unifontを生成します(これは、フォント構成ファイルでフォント別に無効にすることができます)。この変換は、SHXフォントが塗り潰しをサポートしない点を除き、非常にうまく機能します。RSC記号の塗り潰し部分は、SHXフォントでアウトラインとして描画できます。

注意: Unicodeベースのフォント(たとえば、TrueTypeまたはSHX Unifont)を使用した文字をRSCフォントに変換する場合は、注意が必要です。文字列の文字と同等の文字がRSCフォントのロケールに存在しない場合、文字は失われます。