MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

ロケール固有の設定

さまざまな言語に対応するため、フォント構成ファイルはロケールに基づいていくつかの設定を定義します。これには、既定のフォントや代替フォント、さらにはその他のオプションが含まれます。使用されるロケール設定については、ご利用のコンピュータのコードページで指定できます。コードページの制御は、Windowsの地域および言語の設定を通じて行います。

ご使用のコンピュータにないフォントを使用したデザインファイルを開く場合、既定のフォントを使用することになります。結果として、テキスト要素はフォントタイプに基づく既定のフォントを使用します。既定のフォントが目的の言語の文字をサポートするよう、適切な既定フォントを定義することで、これらのテキスト要素が判読可能となります。

TrueTypeフォントにおいて不足する文字があれば、MicroStationのカスタムフォント作成機能によりWindowsに代替フォントから文字を取得させることができます。このプロセスでは、置き換えが必要かどうかに関わらず、各テキスト要素を表示する際にオーバーヘッドが発生しますので、必要な場合以外には使用しないでください。言語に適したフォントを使用することをお勧めします。代替フォントや文字を見つけるためのルールはWindowsによって制御されます。表示はWindowsのバージョンや構成によって異なる場合があります。

文字の検索方法やレイアウトは言語によって異なります。こうした理由からテキスト要素を表示する際に追加的なオーバーヘッドが発生する可能性がありますが、どのプロセスが利用可能かはTrue Typeフォントレイアウトによって決まります。複雑なスクリプト処理を無効化することでテキスト要素の表示を迅速化することもできますが、常に無効化が可能なわけではありません。

工場出荷時の構成で広範な事例に十分対応できる場合がほとんどですが、カスタムフォントを配備して工場出荷時のフォントを非表示にすれば、既定のフォントをカスタムフォントに変更できます。