MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

用紙とレイアウトのプロパティ - ラスター

「印刷スタイル」ダイアログボックスの「メイン」タブで、ラスター印刷定義の用紙およびレイアウトのプロパティを指定することができます。

「メイン」タブには、印刷定義プロパティを定義するためのラジオボタン、チェックボックス、およびドロップダウンリストボックスがあります。各リストボックスには、最初の項目として空のリスト項目が表示されます。リストボックスが空のリストアイテムに設定されている場合は、その印刷定義のプロパティを設定しません。

チェックボックスの状態は、次の3つのうちのいずれかです。

  • オン - 項目が設定されていることを示します。
  • オフ - 項目が設定されていないことを示します。
  • シェーディング - 項目に適用される設定がないことを示します。

ラスター用紙プロパティの指定

「メイン」タブの「用紙」コントロールを使用して、印刷出力の用紙サイズ、向き、および用紙ソースを指定することができます。また、用紙の端までいっぱい使うかどうかを指定することもできます。

「用紙サイズ」コントロールでは、ラスター印刷に関連付けられた用紙サイズ(フォーム)を指定します。別の用紙サイズが選択され、「フルシート」チェックボックスがオンになっている場合は、新しい用紙サイズに合わせて「サイズ/尺度」の値が更新されます。「フルシート」コントロールを使用すると、選択した用紙サイズの端いっぱいまで使用してラスター画像が印刷されます。

「用紙ソース」コントロールでは、特定のトレイまたは用紙の種類(トレイ1、トレイ2、光沢紙、普通紙)を指定します。たとえば、1つのトレイに含まれる凝ったレターヘッド用紙にセット内の最初のページのみを印刷したり、トレイごとに異なる色の用紙を使用したりすることができます。

「向き」コントロールでは、印刷の向きを縦または横に指定することができます。

ラスターレイアウトプロパティの指定

「メイン」タブの「レイアウト」コントロールを使用すると、バイナリラスターファイルに対して、単位、サイズ/尺度、回転、基準点、鏡映、および色を反転するかどうかを指定できます。

「単位」コントロールでは、サイズ/尺度や基準点の値を表示するときの単位を指定できます。有効な値は、フィート、インチ、m、dm、cm、およびmmです。

「サイズ/尺度」コントロールを使用すると、Xサイズ、Yサイズ、尺度、および印刷を最大化するかどうかを指定できます。

ラスターの尺度は乗数であり、印刷サイズに合わせて元のピクセルを拡大/縮小するときの係数を示します。たとえば、600 dpiのプリンタまたは600 dpiのPDFに印刷するときに、ラスターのサイズが厳密に1100×850ピクセルであるとします。このラスターをANSI A(11×8.5)に最大化する場合、ラスターの尺度は6になります。完全な画像を生成するには、6600×5100ピクセルのラスターが必要になります。その場合はラスターの尺度が1となり、拡大も縮小も行われません。

「回転」コントロールでは、ラスターを回転することができます。ラスターの有効な回転角度は、0、90、180、および270度です。「基準点」コントロールでは、印刷のX基点やY基点を指定するか、または出力媒体の中央に印刷するよう選択することができます。X基点とY基点のテキストフィールドは、「基準点」コントロールを「指定」に設定した場合のみ表示されます。

「鏡映」コントロールでは、印刷をX軸、Y軸、または両方の軸を中心に鏡映するよう指定するか、または鏡映しないように指定できます(「なし」)。

「色を反転(バイナリのラスターのみ)」コントロールでは、バイナリラスターに対して通常の前景色と背景色のルールを反転させることができます。