キー入力コマンドを使って印刷出力をプリンタに送信することができます。特定の基準に対して印刷ファイルをカスタマイズするためのオプションが用意され、BASICマクロやMDLアプリケーションで使用することができます。印刷のキー入力コマンドは、印刷アプリケーションのplotdlg.maによって提供されます。
ワンステップキー入力コマンドを使用すると、印刷出力の設定と実行をワンステップで行うことができます。また、組み合わせコマンドを使用すると、印刷出力の設定と実行の両方を行うことができます。
次に示す「印刷」ダイアログボックスのキー入力コマンドがサポートされています。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES APPLYRASTERCOLORMODE
[
ON | OFF ]
- 「印刷」ダイアログボックスで指定されたカラーモードのラスターデータへの適用を有効または無効にします。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES BORDER
[
ON | OFF ]
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES BORDER COMMENT [ string ]
- 境界コメント<string>を指定します。文字列は80文字（半角の場合）に制限されています。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES BORDER FILENAME
[
ON | OFF ]
- 境界線上でのアクティブなDGNファイル名の印刷を有効または無効にします。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES BORDER MODEL
[
ON | OFF ]
- 境界線上でのアクティブなモデル名の印刷を有効または無効にします。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES BORDER OUTLINE
[
ON | OFF ]
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES BORDER PEN [ pen number ]
- 境界線（縁取りと文字）を描くのに使用するペン（1～255）を指定します。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES BORDER TEXTHEIGHT [ height ] [
units ]
- 印刷境界線に表示される文字の高さを指定します。有効な単位はdots、mm、cm、dm、m、in、およびftです。単位を省略すると、現在の印刷ダイアログで指定されている単位が使用されます。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES BORDER TIME
[
ON | OFF ]
- 境界線への日付と時刻の印刷を有効または無効にします。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES BORDER WIDTH [ width ] [
units ]
- 境界線の縁取りの幅を、物理単位で指定します。「0.0」は有効な境界線幅で、可能なかぎり細い線を使用することを意味します。有効な単位文字列はdots、mm、cm、dm、m、in、およびftです。単位を省略すると、現在の印刷ダイアログで指定されている単位が使用されます。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES BROKENASSOCSYMB
[
ON | OFF ]
- 線幅や線種を変更したときに関連性を失った要素の印刷を有効または無効にします。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES CONSTRUCTIONS <
ON | OFF >
- 下書き要素の印刷を有効または無効にします。これは、「印刷属性」ダイアログボックスのチェックボックスと同等のものです。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES DATAFIELDS <
ON | OFF >
- 文字入力フィールドの印刷を有効または無効にします。これは、「印刷属性」ダイアログボックスのチェックボックスと同等のものです。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES DIMENSIONS <
ON | OFF >
- 寸法要素の印刷を有効または無効にします。これは、「印刷属性」ダイアログボックスのチェックボックスと同等のものです。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES FASTCELLS <
ON | OFF >
- 高速表示セルの印刷を有効または無効にします。これは、「印刷属性」ダイアログボックスのチェックボックスと同等のものです。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES FASTCURVES <
ON | OFF >
- 高速表示曲線の印刷を有効または無効にします。これは、「印刷属性」ダイアログボックスのチェックボックスと同等のものです。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES FENCEBOUNDARY <
ON | OFF >
- 枠の印刷を有効または無効にします。これは、「印刷属性」ダイアログボックスのチェックボックスと同等のものです。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES FILL <
ON | OFF >
- 塗り潰し要素の印刷を有効または無効にします。これは、「印刷属性」ダイアログボックスのチェックボックスと同等のものです。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES LEVELSYMBOLOGY <
ON | OFF >
- 画層ごとの線属性の印刷を有効または無効にします。これは、「印刷属性」ダイアログボックスのチェックボックスと同等のものです。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES LINESTYLES <
ON | OFF >
- 線種の印刷を有効または無効にします。これは、「印刷属性」ダイアログボックスのチェックボックスと同等のものです。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES LINEWEIGHTS <
ON | OFF >
- 線幅の印刷を有効または無効にします。これは、「印刷属性」ダイアログボックスのチェックボックスと同等のものです。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES PATTERNS <
ON | OFF >
- パターンの印刷を有効または無効にします。これは、「印刷属性」ダイアログボックスのチェックボックスと同等のものです。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES PLOTBORDER <
ON | OFF >
- プロットの境界線の印刷を有効または無効にします。これは、「印刷属性」ダイアログボックスのチェックボックスと同等のものです。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES POINTS <
ON | OFF >
- 点の印刷を有効または無効にします。これは、「印刷属性」ダイアログボックスのチェックボックスと同等のものです。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES TAGS <
ON | OFF >
- タグの印刷を有効または無効にします。これは、「印刷属性」ダイアログボックスのチェックボックスと同等のものです。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES TEXT <
ON | OFF >
- 文字の印刷を有効または無効にします。これは、「印刷属性」ダイアログボックスのチェックボックスと同等のものです。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES TEXTNODES <
ON | OFF >
- 文字ノードの印刷を有効または無効にします。これは、「印刷属性」ダイアログボックスのチェックボックスと同等のものです。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES TRANSPARENCY
- 透過の印刷を有効または無効にします。これは、「印刷属性」ダイアログボックスのチェックボックスと同等のものです。
キー入力:
PRINT ATTRIBUTES VIEWBGCOLORRENDER <
ON | OFF >
- プロットのレンダリング時にビューの背景色を有効または無効にします。
キー入力:
PRINT AUTOCENTER <
ON | OFF >
キー入力:
PRINT AUTOFENCEALIGN <
NONE | XAXIS | YAXIS >
- 印刷の枠揃えを指定します。
- NONE － プリンタのX軸またはY軸での枠揃えをしません。
- XAXIS － プリンタのX軸で枠揃えをします。
- YAXIS － プリンタのY軸で枠揃えをします。
キー入力:
PRINT BOUNDARY FENCE
- 枠が存在する場合は、それをアクティブな印刷エンティティとして選択します。
キー入力:
PRINT BOUNDARY FIT ALL
[
view_number ]
- 「領域」フィールドを「すべてをフィット」に設定します。ビュー番号が含まれている場合は、「ビュー」フィールドがその番号に変更されます。
キー入力:
PRINT BOUNDARY FIT MASTER
[
view_number ]
- 「領域」フィールドを「マスターをフィット」に設定します。ビュー番号が含まれている場合は、「ビュー」フィールドがその番号に変更されます。
キー入力:
PRINT BOUNDARY SHEET
キー入力:
PRINT BOUNDARY VIEW [
view_number ]
- (1～8の）番号で指定されているビューを印刷エンティティとして選択します。
キー入力:
PRINT COLORMODE <
MONOCHROME | GRAYSCALE | COLOR >
- 「色」フィールドを「モノクローム」、「グレースケール」、または「24ビット色」に設定します。
キー入力:
PRINT DESIGNSCRIPT ATTACH
[
filename ]
- 指定された再記号化デザインスクリプトをアタッチします。ファイル名を指定しなかった場合は、「デザインスクリプトファイルを選択」ダイアログボックスが開きます。
キー入力:
PRINT DESIGNSCRIPT DETACH
キー入力:
PRINT DESTINATION
[
DEVICE | PLOTFILE | METAFILE | IPSERVER ]
キー入力:
PRINT DRIVER <
print_driver_filename >
キー入力:
PRINT EXECUTE
[
output_filename ]
- 既成の設定値を使用して印刷出力を生成します。
- 出力ファイル名を指定します（アクティブなプリンタがシステムプリンタの場合はオプションです）。
- 新規プリンタ（新規プリンタドライバファイルをロード）を選択すると、ほとんどの設定値が消去されます。プリンタを選択し、設定値を指定してから、PRINT EXECUTEキー入力コマンドを使用して印刷出力を生成することをお勧めします。
キー入力:
PRINT FULLSHEET
[
ON | OFF ]
- （Windows用プリンタのみ）「詳細」の設定をオンかオフに設定します。
キー入力:
PRINT MAXIMIZE
- 最大化モードを選択し、ページを回転したり印刷出力のアスペクト割合を変更することなく、全体として印刷範囲が最大化される値に水平印刷サイズと垂直印刷サイズを設定します。
キー入力:
PRINT OPENPRINTSETUP
[
print_definition_filename ]
- 印刷定義ファイル（*.pset, *.ini）が指定されている場合は、そのファイルをロードして、印刷エンティティにします。印刷定義ファイルが指定されていない場合は、「印刷定義ファイルを選択」ダイアログボックスを開いて、使用する印刷定義ファイルが選択できるようにします。
キー入力:
PRINT ORIENTATION
[
PORTRAIT | LANDSCAPE ]
- 用紙の向きを縦（回転なし）または横（90度回転）に設定します。
キー入力:
PRINT PAINTPREVIEW
- 印刷プレビュー範囲および「プレビュー」ウィンドウをリフレッシュします。
キー入力:
PRINT PAPERNAME
[
name ]
- 指定されたフォームを現在のフォームとして設定します（レター、リーガル、A4など）。
キー入力:
PRINT PENCOLOR
[
0–255 ]
- 0～255の範囲でペンに特定のRGB値を設定します。0は背景色になることを表します。
キー入力:
PRINT PENTABLE ATTACH
[
filename ]
- 指定された再記号化ペンテーブルをアタッチします。ファイル名を指定しなかった場合は、「ペンテーブルファイルを選択」ダイアログボックスが開きます。
キー入力:
PRINT PENTABLE DETACH
キー入力:
PRINT PENTABLE EDIT
- 現在ロードされているペンテーブルで、「ペンテーブルを修正」ダイアログボックスが開きます。ペンテーブルがロードされていない場合は、「ペンテーブルファイルを選択」ダイアログボックスが開きます。
キー入力:
PRINT PENTABLE IMPORT
[
filename ]
- 「AutoCAD プロットスタイルテーブルをインポート」ダイアログボックスが開きます。
キー入力:
PRINT PENTABLE NEW
- 「ペンテーブルファイルを作成」ダイアログボックスが開きます。
キー入力:
PRINT PLOTTO3D
[
ON | OFF ]
- （PDF用プリンタのみ）「3次元に印刷」の設定をオンかオフに設定します。オンに設定すると、「ラスタライズ」チェックボックスは非表示になります。
キー入力:
PRINT PREVIEW
- サイズ変更が可能な「プレビュー」ウィンドウを開きます。
- 「プレビュー」ウィンドウがすでに表示されている場合、このキー入力コマンドは、プレビューウィンドウ（および「印刷」ダイアログボックスのプレビュー領域）をリフレッシュしますが、このビューとプレビュー画像とを同期することはしません。
キー入力:
PRINT PRINTERNAME
[
printer_name ]
- プリンタ名（またはプリンタドライバファイル名）が指定されている場合には、プリンタをアクティブプリンタとして選択します。
- プリンタ名が省略された場合は、「印刷」ダイアログボックスを開きます。
キー入力:
PRINT QUALITY
[
0–100 ]
キー入力:
PRINT PROPPUB NONE
- PDFドキュメントを発行するときにどのECプロパティも含めません。
キー入力:
PRINT PROPPUB ALL
- PDFドキュメントを発行するときにすべてのECプロパティを含めます。
キー入力:
PRINT PROPPUB
[
property publishing filter file ]
- プロパティ発行フィルタファイルに含まれるECプロパティのみを含めます。
キー入力:
PRINT RASOPT <
BRIGHTNESS | CONTRAST | GRAYSCALE | MONOASIS | QUALITY >
- モデルに参照されるラスター画像ファイルの表示のラスターオプションを設定します。
- 輝度/コントラスト － ラスター画像ファイルを表示する上での明るさとコントラストを設定します。ゼロよりも大きい値を設定すると、明るさやコントラストが強くなります。ゼロよりも小さい値を設定すると、明るさやコントラストが弱くなります。使用できる値の範囲は-100～100です。
- 質 － ラスター画像を印刷するときに、ラスターマネージャで利用できるプリンタの解像度をパーセントで設定します。値が50の場合、画像は600 dpiのプリンタで300 dpiの解像度で印刷されます。使用できる値の範囲は1～100です。
- グレースケール － ラスターファイルのグレースケール印刷を有効または無効にします。
- Monoasis － 白黒のラスター参照に対する色ルールの適用を有効または無効にします。色ルールは、印刷時に、ラスターの前景色が出力媒体の背景色と同じ場合はラスターの前景色を反転するように指定します。オフに設定すると、色ルールが適用されます。
キー入力:
PRINT RASTERIZED
[
ON | OFF ]
- 「ラスタライズ」チェック ボックスをオンまたはオフに設定します。
キー入力:
PRINT REFRASTER
[
ON | OFF ]
- ラスターマネージャ参照およびインポートされたDGNラスターも含めて、すべてのタイプのラスターの印刷を有効または無効にします。オフに設定すると、他のラスターオプションは無視されます。
キー入力:
PRINT ROTATION
[
rotation in degrees ]
- すべての印刷の回転を設定します。
- 既存のPLOT PAPER ROTATEキー入力コマンドで、0、90°時計回り、90°反時計回りの回転も設定できます。
キー入力:
PRINT SAVEASPRINTSETUP
- 「印刷定義ファイルを保存」ダイアログボックスが開き、現在の印刷定義ファイル（*.pset、*.ini）の保存ができます。
キー入力:
PRINT SAVEPRINTSETUP
- 「印刷定義ファイルを保存」ダイアログボックスが開き、現在の印刷定義ファイル（*.pset、*.ini）の保存ができます。
キー入力:
PRINT SCALE
[
percent_scale% | working_unit_scale ]
- 印刷尺度を設定して、印刷出力の水平サイズと垂直サイズを再計算します。
- 尺度をパーセントで指定する場合は、印刷出力の通常（最大化）印刷サイズに対する比率になります。
- 尺度が作業単位値として指定されている場合は、その作業単位の数値が1つのプリンタ単位（プリンタドライバ構成ファイルの「解像度」プロパティで指定された単位）にマップされます。
キー入力:
PRINT STYLE <
print_style_name >
- 指定された印刷スタイルを既存の印刷定義に適用します。
キー入力:
PRINT THUMBPREVIEW
[
ON | OFF ]
- 「印刷」ダイアログボックスの「デザインをプレビューに表示」設定を有効または無効にします。
キー入力:
PRINT TRAYNAME
[
tray_name ]
キー入力:
PRINT UNITS <
MM | CM | DM | METERS | IN | FT >
キー入力:
PRINT XFORM <
value >
[
units_string ]
- 現在選択されている用紙サイズ（フォーム）の水平方向サイズを設定します。
- 単位 － 有効な単位文字列は、mm、cm、dm、m、in、およびftです。文字列を省略すると、アクティブなプリンタドライバ構成ファイルの「ドライバ解像度」プロパティで定義された単位が使用されます。
キー入力:
PRINT XMIRROR
[
ON | OFF ]
- X軸を中心にした鏡映印刷をオンまたはオフに設定します。
キー入力:
PRINT XORIGIN <
value >
[
units_string ]
- 水平印刷マージン（印刷オフセット）を指定して、自動センタリングと最大化モードを解除します。
- 単位 － 有効な単位文字列は、mm、cm、dm、m、in、およびftです。文字列を省略すると、アクティブなプリンタドライバ構成ファイルの「ドライバ解像度」プロパティで定義された単位が使用されます。
キー入力:
PRINT XSIZE <
value >
[
units_string ]
- 水平印刷サイズを設定して垂直サイズを再計算し、印刷出力の元のアスペクト比を維持して最大化モードを解除します。
- 単位 － 有効な単位文字列は、mm、cm、dm、m、in、およびftです。文字列を省略すると、アクティブなプリンタドライバ構成ファイルの「ドライバ解像度」プロパティで定義された単位が使用されます。
キー入力:
PRINT YFORM <
value >
[
units_string ]
- 現在選択されている用紙サイズ（フォーム）の垂直方向のサイズを設定します。
- 単位 － 有効な単位文字列は、mm、cm、dm、m、in、およびftです。文字列を省略すると、アクティブなプリンタドライバ構成ファイルの「ドライバ解像度」プロパティで定義された単位が使用されます。
キー入力:
PRINT YMIRROR
[
ON | OFF ]
- Y軸を中心にした鏡映印刷をオンまたはオフに設定します。
キー入力:
PRINT YORIGIN <
value >
[
units_string ]
- 垂直印刷マージン（印刷オフセット）を指定して、自動センタリングと最大化モードを解除します。
- 単位 － 有効な単位文字列は、mm、cm、dm、m、in、およびftです。文字列を省略すると、アクティブなプリンタドライバ構成ファイルの「ドライバ解像度」プロパティで定義された単位が使用されます。
キー入力:
PRINT YSIZE <
value >
[
units_string ]
- 垂直印刷サイズを設定して水平サイズを再計算し、印刷出力の元のアスペクト比を維持して最大化モードを解除します。
- 単位 － 有効な単位文字列は、mm、cm、dm、m、in、およびftです。文字列を省略すると、アクティブなプリンタドライバ構成ファイルの「ドライバ解像度」プロパティで定義された単位が使用されます。
