MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

アキュドローと補助座標系(ACS)

アキュドローは、対話的にACSの機能を実行します。ショートカットキー入力を使用すれば、すばやく、上面図方向(<T>キー)、正面図方向(<F>キー)、側面図方向(<S>キー)、またはビュー方向(<V>キー)に変更することができます。補助座標系をロードしている場合は、<R>キーと<C>キーのショートカットを使用して、アキュドローコンパスを現在の補助座標系の方向に回転することができます。この状態から、<T>キー、<F>キー、<S>キー、または<V>キーの各ショートカットを使って既定の座標系方向に戻すことができます。すべてのアキュドローのキー入力コマンドの一覧については、アキュドローの全ショートカットキーコマンド入力の一覧を参照してください。

既定では、アキュドローコンパスは常にビューの標準ACS平面に合わせられています。

アキュドローを補助座標系にロック

<L>キーと<P>キーのショートカットを使用して、アキュドローを現在の補助座標系にロックすることができます。これによって、ACCUDRAW LOCK GRIDPLANEキー入力コマンドがアクティブになります。このキー入力コマンドによって、すべてのビューの補助座標ロックと補助座標へスナップロック、およびグリッドビュー属性が切り替えられます。

グリッド平面のロック状態による動作の違いを次に示します。

  • オン - <T>キー、<F>キー、または<S>キーの各アキュドローショートカットを使用すると、デザイン平面が補助座標系の上面ビュー、正面ビュー、または側面ビューに回転します。
  • オフ - <T>キー、<F>キー、または<S>キーの各アキュドローショートカットを使用すると、デザイン平面が既定のDGN座標系の上面ビュー、正面ビュー、または側面ビューに回転します。

既定で、ACCUDRAW LOCK GRIDPLANEキー入力コマンドも<F8>ファンクションキーにマップされています。

アクティブな補助座標系からアキュドロー平面への点の投影

補助座標系とアキュドローを組み合わせれば、補助座標系のZ軸方向に、補助座標系平面からアキュドローデザイン平面に点を投影することができます。このテクニックによって、たとえば、家の境界を、傾斜した屋根の線にトレースすることができます。

最も近い標準ACS平面への点の投影

アキュドローは、標準ACS平面に最も近い点を投影します。たとえば、正面ビューでデータ点を入力している場合、点はXZ平面に投影されます。左右側面ビューでデータ点を入力している場合は、YZ平面に投影されます。いずれの場合も、アキュドローコンパスは、点が投影された平面に対して平行です。