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横メルカトル(TM)図法

1772年にランベルトが初めて発表した正角図法です。ガウス・クリューゲル図法または単にガウス図法(縮尺率が1.0の場合)と呼ばれることもあります。楕円形式のものは世界で最も広く使用されている図法の1つです。多くの国で公式地形図作成に使用されており、米国では南北に長い州で米国SP座標システムとともに使用されています。

横メルカトル図法地理座標、多くの子午線と緯線は複合曲線になります。中央子午線、中央子午線から90度の子午線、および赤道は直線になります。



よく知られているユニバーサル横メルカトル(UTM)図法は、中央子午線および0.9996の縮尺率(1:2500の縮図)を使用する横メルカトル図法の使用例です。

MicroStationは、さまざまなバリエーションの横メルカトル図法をサポートしています。

  • ガウス-クリューゲル図法 - 縮尺が1.0であるとき、横メルカトル図法と内容は同じになります。縮尺率は、この図法のパラメータとして使用されません。この座標システムは、ガウス・クリューゲル図法の用語を把握しているユーザーが対象になります。
  • 横メルカトル図法 - 約6度の経度範囲に対して適用される通常の横メルカトル図法。
  • 横メルカトルスナイダー図法 - 横メルカトルに似ていますが、若干異なる数式を利用します。得られる結果は横メルカトル図法に非常に良く似ていて、地上測定の適切な限界の範囲内においては事実上同等です。この図法は、前にこの手法を用いて生成されたデータと一致する結果を取得する手段としてのみ用いられます。
  • 横メルカトル図法(BF計算を使用) - ユニバーサル横メルカトル(UTM)図法の説明を参照してください。
  • 横メルカトル図法のウィスコンシン州 - ランベルト正角円錐図法の「ランベルト図法のウィスコンシン州」の説明を参照してください。
  • 横メルカトル図法のミネソタ州運輸省 - ランベルト正角円錐図法の「ランベルト図法のミネソタ州」の説明を参照してください。この手法は、通常の横メルカトル図法で適切なローカルの縮尺率を算出するだけで再現できます。
  • 横メルカトル図法(アフィンポストプロセッサを使用) - 横メルカトル図法に似ていますが、投影後にアフィン変換も実行できます。
  • 南向き横メルカトル図法 - 横メルカトル図法のバリエーションで、主に南アフリカで用いられています。横メルカトル図法の軸を反転したものと同じですが、使いやすいよう別途の投影手法として提供されています。