MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

拡張機能の構成変数

次の表に、拡張機能に影響する構成変数を示します。各構成変数は有効な値です。値が有効な場合、設定は上書きされません。構成変数の変更を有効にするために、終了して再起動する必要はありません。

変数 説明
EC_EXTENSION_ASSEMBLIES 内部実装用に使用されます。変更しないでください。
MS_ACIS ACISサブシステムを含むディレクトリです。
MS_APP "TSK"文から起動されるアプリケーションの検索パスです。
MS_BATCHPLT_SPECS 印刷オーガナイザが使用する印刷指定が含まれているbatchplt.spcファイルの場所を設定します。
MS_BUTTONMENU 既定のマウスボタンメニューを格納するファイル名を定義します。既定の名前は"default.btnmenu"で、MS_DATAディレクトリに配置されます。既定のボタンメニューは、ボタンメニューを作成または変更するときに修正用のシードとして機能します。
MS_CLRUICULTURE 内部実装用に使用されます。変更しないでください。
MS_CUSTOMIZE_REPORT_STYLESHEET テンプレートとカスタマイズに関するHTMLレポートのファイル名と場所を定義します。既定のスタイルシートは"customizereport.xsl"という名前で、MicroStationのプログラムディレクトリの"..\Default\Data\"フォルダに保存されます。
MS_DATA_PDFL 内部実装用のみに使用されます。変更しないでください。
MS_DGNTEXTEDITORFAVORITESYMBOLS お気に入りのシンボルの選択事項が保存されるファイルパスを定義します。
MS_DGNTEXTEDITORFAVORITESYMBOLSSEED ファイルパスの定義です。これが存在し、MS_DGNTEXTEDITORFAVORITESYMBOLSが存在しない場合は、お気に入りのシンボルの選択事項のシードを作成するために一度コピーされます。
MS_DGNTEXTEDITORPREF テキストエディタの選択事項が保存されるファイルパスを定義します。
MS_DGNTEXTEDITORPREFSEED ファイルパスの定義です。これが存在し、MS_DGNTEXTEDITORPREFが存在しない場合は、テキストエディタの選択事項のシードを作成するために一度コピーされます。
MS_DOCKINGPREF 収納するダイアログボックス、収納する場所、収納領域のサイズなど、収納に関する選択事項を保存するためのファイルの場所を定義します。
MS_DRAGDROPTYPES ファイル拡張子の関連付けのための場所とファイル名を定義します。この機能にアクセスするには「ファイル」>「ツール」>「ファイルの関連付け」の順にクリックします。既定のファイル名は"dragdrop.txt"で、"%LOCALAPPDATA%\Bentley\<product_name>\<product_version>\"フォルダに作成されます。
MS_ECREPOSITORY_PROPERTYENABLER_SKIPPED_ECSCHEMAS 「エクスプローラ」ダイアログボックスの「アイテム」タブおよび「高度な検索」ダイアログボックスの表示から特定のアイテムタイプを削除するときに使用します。一覧はセミコロンで区切り、ECScema名はバージョン番号を含む完全修飾子を付けて指定する必要があります(例: MySchema.01.00;BentleyPlant.05.00)。ユーザーがこの設定を変更する必要はほとんどありません。
MS_EXPLORERSETTINGSSEED ユーザーによる既定のエクスプローラ設定値を含むXMLファイルです。このファイルは、MS_EXPLORER_SETTINGSで定義されたファイルが見つからない場合に、エクスプローラ設定値を定義する目的で使用されます。
MS_EXPLORER_SETTINGS ユーザーのエクスプローラ設定値を含むXMLファイルです。
MS_GPSDEVICES MicroStationでサポートされているGPSデバイスを指定します。ユーザーは、この設定を変更しないようにしてください。
MS_GROUPPANELPREF さまざまなダイアログボックスのグループパネルの保存状態を格納するファイルの場所を定義します。「ビュー属性」ダイアログボックスなどが対象となり、グループのオープン状態とともに、ダイアログボックスでグループに関連付けられる任意のカスタム設定を保存できます。
MS_GEOCOORDINATE_USEBASEATTACHMENTGCS Trueに設定すると、ネスト参照にGCSがアタッチされていない場合、その参照のルート参照GCSを使用して、このネスト参照の再投影を実行します。
MS_HANDLER_LOAD 要素ハンドラを制御するために使用します。ユーザーは、この変数を変更しないでください。
MS_KEYPAIRLIST デジタル署名キーペアファイル一覧です。
MS_LUXOLOGY Luxologyに関連するDLLが格納されているディレクトリを指定します。
MS_MDLSTUB_LOAD スタブロードされるMDLアプリケーションの一覧です。スタブロードでは、リソースはロードされていますが、アプリケーションのコード部分はまだロードされていません。
MS_OPENCASCADE 内部実装用に使用されます。変更しないでください。
MS_POINTCLOUD_APPS ポイントクラウドがモデルにアタッチされるたびに、指定したMDLアプリケーションとPointCloudハンドラをロードします。ポイントクラウドをアタッチするたびにMDLアプリケーションをロードするには、MDLアプリケーション名をこの変数に追加します。
MS_POINTOOLS Pointoolsに関連するDLLが格納されているディレクトリを指定します。
MS_POSITIONMAPPING_CONFIGURATION 1に設定すると、「選択事項」ダイアログボックスに「ポジションマッピング」カテゴリが表示されます。
MS_PROCESSEXCEPTIONLOG MicroStation exception.logおよび minidump.dmp の管理です。
MS_PRODUCTCODEGUID 内部実装用に使用されます。変更しないでください。
MS_PROPERTYENABLER_APPS 「プロパティ」ダイアログボックスのプロパティを表示するために読み込む必要のあるアプリケーションの一覧です。
MS_PUBLISH_EXTENSIONSASSEMBLIES 内部実装用に使用されます。変更しないでください。
MS_PWCSLIGHTING 内部実装用に使用されます。変更しないでください。
MS_RASTER_DEF_DIR 存在しない場合、そのことによる影響はありません。

存在する場合は、「ラスター参照をアタッチ」メニューに表示される既定のディレクトリ(既定のラスターファイルが開くディレクトリ)を定義します。

MS_REALDWG_APPS 起動時に製品にロードして運用するBentley拡張Object Enabler用アダプタをリストします。
MS_DWG_OBJECTDBX RealDWGの起動時にロードする必要があるObject Enablerを含むファイルの一覧です。これらはネイティブのObject Enablerであり、MS_REALDWG_APPSで指定されているBentley拡張Object Enablerではありません。ほとんどのObject Enablerは、ファイルを開くときにDWGファイル内のカスタムオブジェクトによって自動的にロードされます。しかし、Object Enablerがそのオブジェクトによってデマンドロードされるように設計されていない場合は、この構成変数にファイル名を付加することで、手動でロードすることができます。

たとえば、この構成変数をC:\MyObjectEnablers\my1stApp.dbx;"C:\Program Files\Autodesk\AutoCAD 2017\my2ndApp.dbx"に設定した場合、起動時に、RealDWGでネイティブAutoCAD Object Enablerのmy1stApp.dbxおよびmy2ndApp.dbxをロードできるようになります。

MS_SELECTBY selectby.rscファイルの読み書きを行うディレクトリを定義します。selectby.rscは、選択基準セットを保存して取得する「属性で選択」ツールで使用されます。既定の設定値は「MS_SELECTBY=$(_USTN_HOMEROOT)」です。
MS_SELECTSERVICESHOME Bentley SELECTservicesホームページのURLです。
MS_SHAREDCONTENTDIR ビジュアリゼーションの共有コンテンツディレクトリの場所を定義します。
MS_KEEPSKETCHUPTEXTUREFILES Sketchupファイルを閉じた後にSketchUpテクスチャファイルを保存します。これらのテクスチャファイルは、SketchUpファイルの保存先と同じ場所にあるフォルダに保存されます。
MS_SYMBOLPROVIDER_APPS 開発者は管理されたアセンブリを、名前付き演算式で使用するための追加記号を提供するアプリケーションとして登録することができます。
MS_SYSFONTDIR システムフォントを含むディレクトリです。
MS_TASKMAPFILES 内部実装用のみに使用されます。変更しないでください。
MS_TEMPLATEEXTENDER_APPS 「要素テンプレート」ダイアログボックスで、地形モデルプロパティを使用可能にするために使用します。
MS_PLT_RASTERIZED_MAX_TILE_WIDTH ラスタライズ印刷のパフォーマンスを向上させるために使用します。幅と高さの既定のサイズは2048で、最大は8192です。このため、大きなラスターのプロットにも役立ちます。
MS_PLT_RASTERIZED_MAX_TILE_HEIGHT ラスタライズ印刷のパフォーマンスを向上させるために使用します。幅と高さの既定のサイズは2048で、最大は8192です。このため、大きなラスターのプロットにも役立ちます。
MS_XATTRIBUTE_HANDLER_LOAD 地形モデル要素を制御するために使用します。ユーザーは、この変数を変更しないでください。
MS_XCOMMAND_RSCS 内部実装用のみに使用されます。変更しないでください。
MSDIR_INSTALLED MicroStationがインストールされているディレクトリです。この構成変数は変更できません。
PWDIR この変数はMicroStationProjectWiseと統合されている場合にのみ表示され、ProjectWise作業ディレクトリの場所を示します。

次の表に、JTファイルが開いているときにのみ「構成変数」ダイアログボックスの「延長」カテゴリに表示される構成変数の一覧を示します。

変数 説明
JTEXPORT_USING_POINT 「-1」に設定すると、「線分の最小長」チェックボックスをオンにします。JTファイルがエクスポートされたときにのみ、変数が表示されます。
TEXPORT_USING_ANGLE 「-1」に設定すると、「角度許容差」チェックボックスをオンにします。JTファイルがエクスポートされたときにのみ、変数が表示されます。
JTEXPORT_USING_CHORD 「-1」に設定すると、「弦許容差」チェックボックスをオンにします。JTファイルがエクスポートされたときにのみ、変数が表示されます。
JTEXPORT_NESTING_LEVEL 参照のネスト画層を設定するために使用します。JTファイルがエクスポートされたときにのみ、変数が表示されます。
JTVERSION JTバージョンを設定するために使用します。JTファイルがエクスポートされたときにのみ、変数が表示されます。
JTEXPORT_BREP 既定では、JTインターフェイスは、ソリッドとサーフェースデータをメッシュデータの一種としてエクスポートします。この構成変数が設定されると、ソリッドとサーフェスがB-repデータとしてエクスポートされます。JTファイルがエクスポートされたときにのみ、変数が表示されます。
JTEXPORT_2D_CURVE 「1」に設定すると、「2次元要素をエクスポート」チェックボックスをオンにします。JTファイルがエクスポートされたときにのみ、変数が表示されます。
JTEXPORT_USED_FACET 1に設定すると、「MicroStationファセットを使用」チェックボックスがオンになります。JTファイルがエクスポートされたときにのみ、変数が表示されます。
JTEXPORT_SEWING 「1」に設定すると、隣接するスマートサーフェスをつなぎ、ファセットを減らすため、ファイルサイズが小さくなります。処理時間が長くなる可能性があるため、ファイルに主にサーフェス図形が含まれる場合にのみ、この構成変数を使用することをお勧めします。JTファイルがエクスポートされたときにのみ、変数が表示されます。
JTEXPORT_SIMPLIFY 「1」に設定すると、既存のメッシュを削除するため、ファイルサイズが小さくなります。詳細レベルが元の主題よりも小さくなるため、非常に小さいファセットを含むメッシュの場合にのみこの構成変数を使用することをお勧めします。JTファイルがエクスポートされたときにのみ、変数が表示されます。
JTEXPORT_BSURFACE 「1」に設定すると、「設定によるメッシュ」チェックボックスをオンにします。JTファイルがエクスポートされたときにのみ、変数が表示されます。
JTEXPORT_WITHOUT_PRIMITIVE 「1」に設定すると、「プリミティブをファセット」チェックボックスをオンにします。JTファイルがエクスポートされたときにのみ、変数が表示されます。
JTEXPORT_WITHOUT_INSTANCE 「1」に設定すると、「インスタンスなし」チェックボックスをオンにします。JTファイルがエクスポートされたときにのみ、変数が表示されます。
JTEXPORT_POINT_TOLERANCE 線分の最小長の値を設定するために使用します。JTファイルがエクスポートされたときにのみ、変数が表示されます。
JTEXPORT_ANGLE_TOLERANCE 角度許容差の値を設定するために使用します。JTファイルがエクスポートされたときにのみ、変数が表示されます。
JTEXPORT_CHORD_TOLERANCE 弦許容差の値を設定するために使用します。JTファイルがエクスポートされたときにのみ、変数が表示されます。