MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

ネスト参照を使用した操作

MicroStationでは、無数の参照ファイルを持つことが可能であり、それらの参照ファイルもそれぞれ参照ファイルを持つことができ、さらにそれぞれの参照ファイルも参照ファイルを持つことができるというようになっています。この概念を、ネストといいます。ネスト参照を使用すれば、複数の参照のアタッチおよび表示が容易になります。単一の親参照をモデルにアタッチするだけの操作で済みます。

参照をアタッチする際には、モデルへのネスト参照のアタッチ方法を制御できます。あるいはネスト参照をまったくアタッチしないことに決めてもかまいません。親参照をアタッチする際にネスト参照を含めることに決めた場合、モデルにアタッチされるネスト参照のレベル数を制御することも可能です。この制御を、ネストの奥行きの設定といいます。ネストの奥行きを数多く設定するほど、親参照をアタッチする際にネスト参照(最深部も含む)の取り込みの確実性が高まります。

「参照ファイルのプロパティ」ダイアログボックスの「参照のネスト」オプションで、ネスト参照を親参照にアタッチするときの処理方法を制御することができます。

注記: MicroStationのネスト参照およびDWGファイルについては、「DWGファイルに保存される参照の操作」を参照してください。