MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

スナップモードの結果

スナップロックをオンにすると、スナップモードの設定値がスナップ点に対して適用されます。要素の上または近くにスナップを入力すると、次のことが起こります。

スナップモード一時優先: スナップ先
間近


ポインタに最も近い要素上の点。
キーポイント


要素上の要素キーポイントに最も近い点。これは、最も広い用途に役立つスナップモードです。

注記: 「キーポイント」スナップモードでは、テキストの9つの点すべてにスナップできます。
中点


ポインタに最も近い要素セグメントの中点
中心


中心のある要素(円、弧、文字など)の中心。それ以外の、多角形、連続線分、B-スプラインおよび連続線分などの要素の重心。
基準点


セルまたは文字の基準点、B-スプラインの重心、寸法要素の最初のデータ点、または線分、複線、連続線分、多角形の最初の頂点。
2等分点


最も近いセグメントの中点ではなく、連続線分、複線、または複合連結の全体の中点。また、線分や弧の中点にもスナップします
交点


2つの要素の交点(2つのスナップが必要ですが、それより多く使用することもできます)。最初の要素にスナップすると、要素がハイライトされます。次に別の要素にスナップすると、2つの要素の交点を探すために使われる2つのセグメントが破線で表示されます(2つの要素が実際に交差せず、要素の投影が交差する場合、要素の投影も交差に含まれます)。希望の交差が見つかるまでスナップを継続できます。最後の2つのスナップは交差スナップの場所を定義します。

注記: 「交点」スナップモードの場合は、カーソルを要素の上に置くと要素がハイライト表示され、カーソルはその要素の交点にスナップします。
接線


既存の要素。配置された要素の辺は、既存の要素に接するように拘束されます。ポインタを動かすと、接した状態を保ちながら、スナップが要素に沿って動的にスライドします。適当な位置に要素を配置します。

注記: このスナップモードがアクティブになるのは、「弧を配置」「楕円を配置」「線分を配置」「スマートラインを配置」、または「複線を配置」ツールを使用する場合だけです。
接点


既存の要素。配置する要素の辺が、スナップ点で既存の要素と接するように拘束されます。スナップはポインタを動かしても動的に移動せず、その位置にロックされます。
要素から垂直


既存の要素。配置する線分は、要素に対して垂直になるように拘束されます。ポインタを移動すると、垂直の位置を維持しながら、スナップが要素に沿って動的にスライドします。適当な位置に要素を配置します。

注記: このスナップモードがアクティブになるのは、「線分を配置」「スマートラインを配置」、または「複線を配置」ツールを使用する場合だけです。
垂直の点


既存の要素。配置する線分は、スナップの位置で要素に対して垂直になるように拘束されます。スナップはポインタを動かしても動的に移動せず、その位置にロックされます。
平行


既存の要素。ただし、配置する線分が通過する点は定義されません。その代わりに、スナップを承認すると、配置する線分はスナップがとられた線分に対して平行になります。
通過点


配置する要素(またはその延長線)が通過しなければならない点を定義します。
要素上の点


最も近い要素。2番目またはそれ以降のデータ点を入力したとき、次のデータ点は最も近い要素の上(要素が閉じた要素である場合)、または最も近い要素がある線上の任意の部分(要素が線要素である場合)に拘束されます。最初のデータ点を入力したときは、配置される要素が2番目のデータ点からその要素(または、その要素がある線)まで延長されて配置されるように拘束します。
マルチスナップ1


マルチスナップモード1の既定値は、交点、キーポイント、間近です。

マルチスナップ2


マルチスナップモード2の既定値は、交点、キーポイント、中心です。
マルチスナップ3


マルチスナップモード3の既定値は、中点、交点、中心です。