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レンダリングに関する考慮点

材質を物理的に正しく定義するために、能率が100%を超えないようにしてください。現実の材質の能率は通常30~70%です。

材質の設定値の効果

レンダリングプロセスで材質の定義が検出されると、その4つの要素(拡散反射、鏡面反射、不透明度、輝き)すべてが結果に影響を与えます。

  • 拡散反射 - 「拡散反射」の値で設定される拡散反射色は、各光によって反射される各色内の光のパーセントを表します。この拡散反射色によって、光を当てたときの材質の明るさ、および他のサーフェスに反射される光の量が決まります。

    パターンマッピングされる材質の場合、色は最初にパターンマップでブレンドされ、次に拡散反射が適用されます。

  • 鏡面反射 - 「鏡面反射」の値で設定される鏡面反射色は、サーフェスから離れて鏡面反射ハイライト効果として反射される各色内の光のパーセントを表します。サーフェスの各光源の反射を"見る"ことができます。さらに「反射率」の値によって、オブジェクトの反射で見える各色内の光のパーセントが計算されます。この値は、他のサーフェスに対して鏡方向に反射される光の量、火面を表します。
  • 不透明度 - 「不透明度」の値で設定される鏡面反射色は、サーフェスを通過する各色内の光のパーセントを表します。鏡面反射色が黒の材質は、「不透明度」を1に設定しても光を通さないので注意してください。これは、材質が影を映し、オブジェクトが材質を通して見える場合に当てはまります。
  • 輝き - 「輝き」設定はネオンライトなどの特殊な効果を表現するときに使用します。「輝き」の値は、入射光の量とは無関係に材質の全体的な反射率に加算されます。