MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

結合モードの設定

「データベース」ダイアログボックスで設定された結合モードによって、要素を結合するときのアクティブなエンティティの扱い方が異なります。「結合モード」が「なし」に設定された場合は、結合を作成することができません。

新規結合モード

地図上の土地の区画のように、結合ごとに一意の行が必要な場合は、新規結合モードを使用します。実際には、新規モードのアクティブなエンティティは、テーブル内の既存の行を表す必要のない"プロトタイプ行"です。

新規モードで結合が作成されるたびに、アクティブなエンティティのコピーが新しい行としてテーブルに追加されます。その後で、新しい行に要素が結合されます。結合の確立を新規モードだけで実行する場合は、結合する各要素に対応する一意の行がデータベース内に存在することが確認できます。

複製結合モード

複製結合モードでは、指定された各要素が、その行がアクティブなエンティティであるかぎり、同じ行に結合されます。このモードは、特定の"行タイプ"ではなく、汎用の行タイプに要素を結合するだけの場合に便利です。

たとえば、回路基板の設計で、抵抗やコンデンサのような電子部品を一意の行に結合するのは望ましくない場合があります。同じタイプの抵抗で行が"共有"されている場合でも、MicroStationのデータベースレポートツールで部品数を正確にカウントすることができます。

情報結合モード

情報結合モードは、結合ごとに特別なビットがセットされること以外は複製モードと同じです。この違いは、結合を処理するときにこのビットを調べるアプリケーションソフトウェアにとっては重要です。情報結合はレポートすることができない上、結合要素がコピーされたときにテーブル行が追加されたり削除されることはありません。