MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

保護構成変数

MicroStationには、ファイル保護のすべての設定に役立つ構成変数が用意されています。

次の表に、保護に影響する構成変数を示します。各構成変数は有効な値です。値が有効な場合、設定は上書きされません。構成変数の変更を有効にするために、終了して再起動する必要はありません。

変数 Short name 説明
MS_PROTECTION_ENABLE Enable file protection
  • 0に設定すると、ファイル保護が無効になります(既定)。
  • 1に設定すると、パスワード保護または証明書保護が有効になります。
  • 2に設定すると、パスワード保護が有効になります。
  • 3に設定すると、証明書保護が有効になります。
MS_PROTECTION_V8_COMPATIBILITY Limit encryption strength
  • 0に設定すると、より強力な暗号化を使用して、前のバージョンでは開くことができない保護されたファイルが生成されます(既定)。
  • 1に設定すると、以前のバージョンで保護されたファイルを開いたり、ライセンスを作成することができます。
MS_PROTECTION_LICENSE_ENABLE Control license creation
  • 0に設定すると、ライセンス作成が無効になります。
  • 1に設定すると、パスワードライセンスが有効になります。
  • 2に設定すると、証明書ライセンスが有効になります。
  • 4に設定すると、全員ライセンスが有効になります。
  • 7に設定すると、すべての種類のライセンスが有効になります(既定)。

複数のライセンスタイプを有効にするには、個々の値を加算します。

MS_PROTECTION_PASSWORD_MIXED Password letters and numbers 文字と数字が混在するパスワード。
MS_PROTECTION_PASSWORD_MINIMUM Minimum length of password ファイル保護用のパスワードに必要な最小文字数を設定します。既定は5です。
MS_PROTECTION_NOENCRYPT_THUMBNAIL Do not encrypt file thumbnail サムネイルは、デザインファイルの最後に使用されたビューの画像です。この画像は、Windowsエクスプローラと「ファイルを開く」ダイアログで表示されます。
MS_PROTECTION_NOENCRYPT_PROPERTIES Do not encrypt file properties 1に設定した場合は、Protectコマンドでファイルプロパティが暗号化されません。0に設定した場合は、Protectコマンドでファイルプロパティを暗号化することができます。