MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

レンダリング設定値をアニメーション化

全般的なレンダリング設定のいずれかをアニメーション化するときに使用します。このアニメーション化は、さまざまな時間やフレーム番号で必要な設定をスクリプト化することで実行されます。スクリプトを記録しているときに、時間やフレーム番号で指定されるタイミングに設定値が別の値に変化します。

このツールには、次からアクセスすることができます。

  • リボン:「ビジュアリゼーション」 > 「アニメーション」 > 「スクリプト」
  • ツールボックス:アニメーション設定値

それ以外の場合、スクリプト化されていなければ、現在のDGNファイル設定はフレームゼロにあると仮定されます。つまり、設定の最初のスクリプトエントリがフレーム20の場合、現在のDGN設定からフレーム20にある新しい設定までの設定が補間されます。

古いバージョンのMicroStationでは、フレーム20での設定はフレーム0からフレーム20まで使用されます。古いスタイルのアニメーションスクリプトをインポートする場合、元の動作を維持するために、追加のスクリプトエントリがフレーム0に挿入され、フレーム20の設定がコピーされます。



設定説明
開始時間 設定を有効にする時刻またはフレーム番号を設定します。
補間 設定の変化を補間するときに使用する方法を設定します。
  • 線図形 - ある設定から別の設定への推移は線形的に計算されます。
  • スプライン - ある設定から別の設定への推移は、B-スプライン曲線に基づいて計算されます。
速度 ある値の設定から次の設定に推移する速度を設定します。
  • 定数 - 推移速度は一定です。
  • 加速 - 静止状態で推移が始まり、一定の加速で移動します。
  • 減速 - 一定の減速で推移し、静止状態で完了します。
  • 加速-減速 - 静止状態で推移が始まり、中間位置まで加速して、その後は減速し、静止状態で完了します。
  • 無限 - 最後のビュー位置からこのカメラビューまで瞬間的に推移します。
  • カスタム - 「アニメーションプロデューサ」ダイアログボックスの速度グラフを使用して速度曲線を編集するときに使用します。
設定 アニメーション化する設定を定義します。設定ごとに、値を入力できる適切なフィールドが表示されます。使用できる設定は次のとおりです。
  • カメラアングル
  • 背景の名前
  • 背景の増分(背景画像のアニメーション化)
  • 手前の密度
  • 手前の距離
  • 遠方の密度
  • 霞の色
  • 輝度の調節
  • 輝度乗数
  • 速度
  • 曇り具合
  • 空気の質
  • 地上反射
  • 地上反射色
  • 空の色
  • 被写界深度
注記: 背景画像ファイルをアニメーション化する場合、ファイル名には1桁以上の数字を含める必要があります。また、アニメーションシーケンスを構成するファイルに連続番号を付けたメンバーで、ファイルを識別できるファイル名にする必要があります。フレームの終了ごとに、増分値がファイル名のシーケンス番号に追加されます。増分値が1の場合、アニメーション化した背景は入力シーケンスと同じ速度で再生されます。1よりも小さい値にすると、再生速度が遅くなります。また1よりも大きい値にすると、再生速度が速くなります(また入力シーケンスの一部のフレームがスキップされます)。増分値がゼロよりも小さい場合、入力シーケンスの反対方向に再生されます。
注記: 変化している全般的なレンダリング設定を(「フリーズ」ボタンを使用して)「フリーズ」することはできません。
キー入力: ANIMATOR ANIMATE GENERAL