MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

散配置

3次元デザインモデル内のサーフェスにセルまたはRPCを配置するために使用します。ツールはZ方向の上部サーフェスを自動的に計算し、正確な高さにアイテムを配置します。ツールは、ランダムな間隔特性や配置特性を持つ定義済みのセル、モデル、またはRPCのライブラリから無作為にアイテムを選択することができます。したがって、このツールは3次元のシーンに樹木や葉などをすばやく配置したい時に便利です。

このツールには、次からアクセスすることができます。

  • リボン:「ビジュアリゼーション」 > 「ホーム」 > 「ユーティリティ」
  • ツールボックス:散配置

このツールには、次に示す3つの操作モードがあります。

  • 単一配置 - サーフェス上に単一のアイテムを配置します。
  • パスに沿って配置 - パス上にアイテムセットを配置します。
  • 領域内に配置 - アイテムセットで領域を満たします。

ツール設定値ウィンドウの名前は、選択したアイコンに応じて変更されます。たとえば、「パスに沿って配置」アイコンをクリックすると、ウィンドウの名前が「パスに沿って配置」に変わります。



「単一配置」アイコンを選択した場合の「散配置」ツール



「パスに沿って配置」アイコンを選択した場合の「散配置」ツール



「領域内に配置」アイコンを選択した場合の「散配置」ツール

設定説明
コンテンツ 配置するアイテムセットを一覧表示します。
コンテンツを参照


「内容を設定」ダイアログボックスが開き、ツールが使用するアイテムの作成と保守ができます。
アイテム 選択したコンテンツセットのすべてのアイテムを一覧表示します。このリストから個々のアイテムを選択できます。ランダムを選択すると、アイテムはセットから無作為に選択され、配置されます。
向き アイテムの向きを設定します。「垂直」に設定すると、アイテムはZ軸方向に配置されます。「面法線」に設定すると、アイテムは、アイテムが面と接触する点における面法線方向に配置されます。たとえば、人物や樹木を配置するときは「垂直」を、車両を配置するときは「面法線」を選択するとよいでしょう。
サーフェスを描画 サーフェスをアイテムで描画できます。この操作は「ストリーム曲線」に類似するもので、カーソルをビュー内で動かすと、カーソルが通った場所に一連のアイテムが配置されます。
単一配置


サーフェス上に単一のアイテムを配置します。
パスに沿って配置


パス上にアイテムセットを配置します。
領域内に配置


アイテムセットで領域を満たします。
アイテムの間隔 連続して配置されるアイテムの間隔を指定します。たとえば、アイテムの間隔を15に設定して、拡張ツール設定で「単位」をメートルに設定した場合、アイテムの最後の配置点から15メートルのところにカーソルを動かすと、次のアイテムが配置されます。この設定の横にある「正確」ボタンを使用すると、指定した距離のパーセントに基づいてアイテム間隔を変化させることができます。
パスのオフセット (「パスに沿って配置」アイコンを選択した時のみ使用可)パスからのオフセットでアイテムを配置します。この設定の横にある「正確」ボタンを使用すると、指定したパーセントに基づいて値をランダムに変化させることができます。
単位 使用する距離の単位を指定します。既定では、デザインファイルの作業単位と同じになります。
ランダムシード (「パスに沿って配置」または「領域内に配置」アイコンを選択した時のみ使用可)さまざまな乱数に基づいて、表示されたアイテムや選択されたアイテムを再生成します。これにより、アイテムの選択や使用される距離を多種多様にできます。
キー入力: CIVVIS POPULATE < INREGION | ONPATH | SINGLE >