MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

PGPファイルの使用

構成変数MS_DWG_PGPFILEを設定して、AutoCADコマンドのショートカットまたはエイリアスを含むPGPファイルを指し示すことができます。ディレクトリが見つからない場合は、AutoCADインストールのsupportディレクトリ(コンピュータ上に存在する場合)が使用されます。既定ではacad.pgpに設定されます。これはAutoCADで使用される既定ファイルです。

PGPファイルのフォーマットは単純です。各行はコメント(;で始まる)またはエイリアスで、その後にそのコメントまたはエイリアスで始まるコマンドが続きます。AutoCADコマンドは*で始まります。したがって、「X, *EXTEND」ではAutoCADのEXTENDコマンドのエイリアスXが定義されます。AutoCADコマンド以外に、MicroStationでは引用符の中の文字列も標準のMicroStationキー入力コマンドとして解釈されます。たとえば、「PX, "POPSET ON"」では、MicroStationキー入力コマンドPOPSET ONのエイリアスPXが定義されます。

RealDWGサブシステムを使用すると、AutoCAD PGPファイルが自動的にロードされます。RealDWGはDWGファイルを開いたときにのみ使用されるため、セッション中にDWGファイルを開いていないと、PGPファイルはロードされません。PGPファイルのAutoCADコマンドを常に利用できるようにするには、構成ファイルのうちの1つで起動アアプリケーションにdwgsettingsを追加します。

_USTN_FIRSTDGNAPPS > dwgsettings.ma

これにより、MicroStationは、最初のデザインファイルを開いてPGPファイルを読み取るときにdwgsettingsをロードします。これにより、PGPファイルのAutoCADコマンドが常に利用可能になります。dwgsettingsをロードすると、RealDWGサブシステムがアクティブになり、MicroStationの起動が遅くなることに注意してください。