注釈と図面構成
注釈は、デザインから分けて置いておくことをお勧めします。図面モデルにデザイン注釈を保存し、シートモデルにシート注釈を保存します。
こうすることで、モデルを使用したプロジェクトデータの構造化が可能になり、他の図面のデザインを全体的または部分的に再利用したときに、注釈オプション間や表示オプション間に不整合が発生しなくなります。
3次元デザインに取り組む場合には、注釈をデザインから分けておいた方がいい理由が他にもあります。つまり、注釈とデザインを分けておけば、次のような厄介な問題に頭を悩ませる必要がなくなります。
ただし、吹き出しのミニツールバーのツールを使用して、図面またはシートモデルで作成された注釈を3次元モデルで表示できます。
大規模なプロジェクトでの注釈の一元化
大規模なプロジェクトでは、デザインの数が多くなるため、他のデザインや図面も多くなってきます。このようなケースでは、注釈を一元的にまとめる方法があります。この場合には、図面のある画層に注釈を付けるようにし、その図面をシートから参照するようにします。
注釈を1つにまとめた図面をシートに配置する場合は、「画層の表示」ダイアログボックス（ ）または保存ビューを使用して、注釈の表示を制御します。別の注釈尺度で図面を表示する必要がある場合は、「参照」ダイアログボックス（ダイアログボックス起動ツール）の「アクティブな注釈尺度を使用」アイコンをクリックします。このアイコンを設定すると、シートの注釈尺度が図面内の指定した注釈に適用されます。