MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

フィーチャの順序の変更

フィーチャを含むソリッドを作成する場合、フィーチャを作成する順序が重要になることがあります。この点について、単純な例を使用して説明します。この例では、ソリッドは4つの直方体から作成されており、そのうちの1つに"全体を貫通する"切り取りがあります。直方体は「領域の和フィーチャ」ツールで結合され、1つのソリッドになっています。



4つの直方体(左)を使用してソリッド(右)を作成。

中央にある垂直の直方体の切り取りは"全体を貫通する"切り取りですが、他の直方体と結合した後でも、ソリッドの残りの部分に拡張されていません。ソリッドのフィーチャツリーを見ると、切り取りが直方体(2)にのみ関連付けられていることがその理由であることがわかります。



「切り取り」がハイライト表示されている「フィーチャマネージャ」ダイアログボックス

結合されたソリッドの他の部分も対象になるように切り取りを拡張するには、結合した後に切り取りが作成されている必要があります。このような状況では、切り取りに使用したプロファイルを抽出することができます。抽出したらそのプロファイルを使用して、ソリッドの残りの部分を切り取ることができます。ただし、フィーチャツリーの順序を変更して、「ソリッドの和」エントリの上に「切り取り」が置かれるようにした方が操作は簡単です。このケースでは、現在「ソリッドの和」がフィーチャツリーの一番上にあるので、「切り取り」が一番上になるように順序を並べ替える必要があります。