MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

表示の奥行き

3次元ビューの「表示の奥行き」はビューの前から後ろまでの距離です。「ビュー属性」ダイアログボックスで切り取り平面が使用不可になっていないかぎり、この奥行きは切り取り平面が境界です。切り取り平面がオンの場合には、次のようになります。

  • 前方切り取り平面は、作業者から見て最も手前の面です。
  • 後方切り取り平面は、作業者から見て最も奥の面です。

前方切り取り平面の前にある要素や、後方切り取り平面の後ろにある要素は、ビューに表示されません。これは、ビューがどのくらいズームアウトされているかには関係なく、要素が表示領域内にある場合でも表示されません。つまり、前方切り取り平面および後方切り取り平面は、デザイン空間の3次元領域全体の"スライス"を定義します。このスライス内に位置する要素だけがビューに表示されます。 「表示奥行きを設定」 ビュー制御では、前方切り取り平面および後方切り取り平面の位置を変更できます。またはビューを最大化するとき、「切り取り面を拡張」をオンにすると、これらの位置を変更できます(この設定を行うと、表示の奥行きがウィンドウ領域とともに調整されて、すべての要素が表示されるようになります)。

ビューに切り取り領域が定義されていて、「ビュー属性」ダイアログボックスで「切り取り領域」がオンになっている場合は、これがビューに表示されるデザイン領域の最大領域となります。この領域を狭めるように切り取り平面を設定することはできますが、切り取り領域の外側に設定した場合は無効です。