MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

要素へのリンクの追加

リンクセット内にリンクを作成したら、開いているDGNファイル内の要素に1つまたは複数のリンクをアタッチすることができます。これによって、要素をクリックして、リンクされているファイルを開くことができます。たとえば、リンクを、梁の詳細と費用を含むMicrosoft Excelワークブックに追加することができます。それから、Excelワークブックを、DGNファイル内の梁を表す要素にリンクさせることによって、DGNファイルを表示した人がその詳細にアクセスできるようにすることができます。

DGN作業モードでは、複数のリンクを1つの要素に追加することができます。複数のリンクを1つの要素に追加すると、その要素上にポインタを移動したときに、リンクアイコン、リンクのリスト、リンクを含むDGNファイルへのリンクの相対パス、およびリンクされているファイルの名前が表示されます。
注記: PDFファイルでは、1つの要素で複数のリンクはサポートされません。したがって、単一の要素に複数のリンクを含むDGNファイルをPDFにエクスポートした場合、PDF内ではその要素にリンクが1つだけ表示されます。


リンクアイコンと選択した要素に追加されたリンクに関する情報

「プロパティ」ダイアログボックスで、要素のリンクに関する情報を表示することもできます。

DWG作業モードでは、既定で、1つのリンクを1つの要素に追加することができます。複数のリンクを要素に追加するには、標準、作業環境WorkSet、またはユーザー構成ファイル内で_USTN_CAPABILITY <+CAPABILITY_DGNLINK_MULTILINKS_PER_ELEM機能を有効にする必要があります。

リンクされているファイルを要素にアタッチする必要がなくなったら、リンクを削除することができます。

ヒント: ターゲットファイルが見つからない場合は、リンクが切れます。この現象は、ターゲットファイルを削除またはその名前を変更した場合に発生します。エクスプローラを通して、切れたリンクのターゲットを開こうとすると、エラーメッセージが表示されます。