MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

「プロパティ」ダイアログボックスの「追加機能」タブ

選択した印刷定義の作業環境、色オプション、ラスターオプションの指定、デザインファイルからの更新、および印刷定義名の更新に使用するコントロールが含まれています。「追加機能」タブは「プロパティ」ダイアログボックスに表示されます。



設定説明
ワークセット 印刷定義で使用するMicroStationフォントや線種リソースファイルを指定するワークセット名を指定できます。このワークセットは、MicroStationで使用されるワークセット(.cfg)に対応します。

印刷セットを構成するソースファイルのワークセットはさまざまです(つまり、印刷セットは、CivilシートとPlantシートで構成されます)。適切なフォントなどのリソースを使って印刷するには、分野ごとに印刷定義で他のワークセットを指定しなければならないことがあります。

出力フォーマット(「モノクローム」、「グレースケール」、または「24ビット色」)を選択するためのリストボックスです。使用可能なオプションは、選択されたプリンタの機能によって異なります。「3次元に印刷」チェックボックスがオンの場合は、色が「24ビット色」に設定され、変更できません。
ラスター画像を印刷 ラスターマネージャ参照およびインポートされたDGNラスターも含めて、すべてのタイプのラスターの印刷を有効または無効にします。このチェックボックスがオフの場合、「ラスターの色」および「ラスターの質」のフィールドは無効になります。
グレースケールでラスターを印刷 ラスターファイルのグレースケール印刷を有効または無効にします。
白黒のラスターをそのままで印刷 白黒のラスター参照に対する色ルールの適用を有効または無効にします。色ルールは、印刷時に、ラスターの前景色が出力媒体の背景色と同じ場合はラスターの前景色を反転するように指定します。このチェックボックスは既定ではオフで、色ルールが適用されることを示します。
輝度 モデルに参照されるラスター画像ファイルの表示の明るさを設定します。元のラスターファイルは変更されません。ゼロよりも大きい値に明るさを設定すると、明るさが増します。ゼロよりも小さい値に明るさを設定すると、明るさが減ります。

-100~100の値をテキストフィールドに入力するか、スピンボックスコントロールを使って設定します。

注記: -100~100の範囲の明るさはユーザーインターフェイスだけの概念です。内部的には、値はプリンタドライバ構成ファイルの対応するレコードで使用される範囲と同じ0~100の範囲で格納されます。
コントラスト モデルに参照されるラスター画像ファイルの表示のコントラストを設定します。元のラスターファイルは変更されません。ゼロよりも大きい値に設定すると、コントラストが増します。ゼロよりも小さい値に設定すると、コントラストが下がります。

-100~100の値をテキストフィールドに入力するか、スピンボックスコントロールを使って設定します。

注記: -100~100の範囲のコントラストはユーザーインターフェイスだけの概念です。内部的には、値はプリンタドライバ構成ファイルの対応するレコードで使用される範囲と同じ0~100の範囲で格納されます。
ラスター品質係数 ラスター画像を印刷するときに、ラスターマネージャで利用できるプリンタの解像度をパーセントで設定します。値が50の場合、ラスターマネージャは600 dpiのプリンタで300 dpiの解像度で画像を印刷します。品質を低く設定すると、印刷が高速になり、小さなプロットファイルが生成されます。品質を高く設定すると、印刷が遅くなり、大きなプロットファイルが作成されます。

1~100までの値をテキストフィールドに入力するか、スピンボックスコントロールを使って設定します。「品質係数」フィールドまたはスピンボックスコントロールを変更すると、「プリンタ解像度(dpi)」フィールドの下の「ラスターの解像度(dpi)」フィールドのdpi値も変わります。

注記: 「品質係数」は、ユーザーインターフェイスだけの概念です。内部的には、値はピクセル/インチ単位の解像度設定値として格納されます。
プロパティを含める ビジネスアイテムを含むPDFドキュメントを発行できます。
  • なし - ビジネスアイテムはPDFドキュメントに含まれません。
  • すべて - すべてのビジネスアイテムがPDFドキュメントに含まれます。
  • プロパティフィルタファイルによるフィルタリング - PDFファイルにビジネスアイテムの一部を取り込むことができます。
プロパティフィルタファイル (「プロパティを含める」コントロールで「プロパティファイルによるフィルタリング」に設定されている場合のみ使用可)プロパティフィルタファイルを指定できます。プロパティフィルタファイルにより、発行済みのPDFファイルにビジネスアイテムの一部を取り込むことができます。「参照」アイコンをクリックして、プロパティフィルタファイルを指定します。
デザインファイルから更新 マスターモデルとDGNファイルで定義されたビューを使用して、印刷定義を更新します。この情報("デザイン状態")は、印刷定義の作成時に、印刷定義内に保存されます。モデル単位、ビューパラメータ、ビューの寸法、マスターモデルの作業単位、モデルのリスト、ビューグループ、および保存ビューは、すべてデザイン状態の一部です。

これらの印刷パラメータの初期値は、印刷定義の作成時に、元のデザインビューから取得されますが、印刷スタイルを使用するか手動で後から変更できます。「デザインファイルから更新」を使用すると、DGNファイルの現在の状態に合わせて、これらの値がリセットされます。

印刷定義のデザイン状態を更新することは、印刷定義を最初に作成する場合と同様であり、新しいビューとモデルパラメータに対して、用紙サイズ、尺度などの印刷定義プロパティを変更できます。

印刷定義名を更新 「印刷定義名の既定値」ダイアログボックスで指定した名前に印刷定義名を更新します。
OK (すべてのカテゴリにある)プロパティに加えた変更を確定して、ダイアログボックスを閉じます。
キャンセル プロパティを変更せずにダイアログボックスを閉じます。