MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

ビジュアリゼーション

「ビジュアリゼーション」ツールの改良点は次のとおりです。

リアルタイムレンダリング用のLumenRTへのエクスポート

DGNモデルをLumenRTソフトウェアにエクスポートすると、リアルタイムでデザインを視覚化するLumenRTの強力な機能を柔軟に利用できるようになります。LumenRTは、CAD、CG、またはGISモデルをLiveCubes™と呼ばれるリアルタイム3次元没入型シーンに変換します。LiveCubesは必要な機能をすべて備えた3次元環境です。植物、樹木、地形、水、空、雲、人物、乗り物が完備された環境コンテキストにモデルを配置することができます。

LumenRTへのエクスポート中、VISSIM交通シミュレーションをDGNファイルにアタッチすることもできます。このようにしてエクスポートされたファイルでは、LumenRTで交通シミュレーションが表示されます。

「エクスプローラ」および「プロパティ」ダイアログボックスでのレンダリング設定と環境設定

現在のdgnファイルに使用できるレンダリング設定と環境設定は、「エクスプローラ」ダイアログボックスの「ファイル」タブ内のサブノードである「レンダリング設定」「環境設定」にあります。設定値を修正および編集するには、そのレンダリング設定または環境設定の「リセット」ポップアップメニューから「プロパティ」を選択します。

「エクスプローラ」および「プロパティ」ダイアログボックス内の光源

光源をモデルに配置すると、これらの光源は、「エクスプローラ」ダイアログボックスの「ファイル」タブで、「モデル」 > 「現在のモデル」 > 「要素」 > 「光源」の順に選択すると表示されます。光源の設定値を修正および編集するには、「エクスプローラ」でその光源の「リセット」ポップアップメニューから「プロパティ」を選択します。

材質による要素の選択

「要素の選択」ツールに、材質で要素を選択するためのオプションが追加されました。

編集可能なLuxology資産

Luxologyファイル(.lxp)から作成した材質を編集できるようになりました。

レンダリング設定

「Luxologyレンダリング設定マネージャ」ダイアログボックスに次のレンダリング設定が追加されています。
  • 最大放射輝度光線の最大放射輝度を制御します。この設定は、密集した鏡面反射ハイライトや点光源に非常に近いサーフェスなど、小さくてもきわめて明るいシーン内のフィーチャによって生じる"ファイアフライ"(単一の明るいピクセル)を防止したり、ノイズを削減したりするうえで便利です。「最大放射輝度」を「0」(既定)に設定すると、光の放射輝度は無制限になります。
  • 直接光MIS(多重重要度サンプリング) - 多重重要度サンプリングでは、鏡面反射シェーディングと拡散反射シェーディングのために直接光をインテリジェントにサンプリングすることで、レンダリング時間を大きく増やすことなく、ノイズを大幅に減らします。オプションは「両方」「鏡面反射のみ」「拡散反射のみ」「なし」です。
  • 直接光サンプルあるシーンのすべての光源に対して生成するサンプルの合計数を設定します。
  • 環境の重要度のサンプリングオンの場合、画像ベースの照明に使用されるHDR画像の明るさを考慮します。画像の明るい領域が照明の結果に大きな影響を与えます。そのため、オンにすると、サンプルがこのような比較的明るい領域に集中し、より精度が高くスムーズな結果が得られるとともに、IC光が減りレンダリングが高速化します。
  • 環境の重要度のサンプル全体照明に使用された環境から取得するサンプル数を設定します。サンプル数が多いほど、レンダリング出力の精度が高まりますが、その分レンダリング時間が長くなります。

複数の光源の名前を変更する機能

「光源マネージャ」ダイアログボックスで一度に複数の光源の名前を変更することができるようになりました。