このセクションは、ペンテーブルの"非ラスタライズ優先ソートモード"オプションがオフになっていることが前提になります。これが既定の設定です。

3次元デザインファイルでは、表示の優先度はサポートされません。通常は、要素のZ軸によって表示および印刷の順序が決まります。

3次元デザインファイルで、ペンテーブルの優先出力アクションを実行すると、保留中の描画リストに要素が追加されます。優先順位が設定されていない要素をすべて印刷した後で、保留中の描画リスト内の要素が優先度順に印刷されます。このテクニックは、ラスタライズまたは非ラスタライズモードで印刷する場合に使用できます。

寸法や共有セルなどの一部の要素タイプには、分割できない性質があります。これらの要素は個別に保留することができません。これらを単一の単位として保留するには、複合または合成要素ヘッダーに優先度を割り当てるしかありません。

また、要素はファイルの順序にかかわらずZ軸によって最終的にソートされ、3次元デザインファイルのペンテーブル優先度は基本的にファイルの順序を再配置するため、3次元デザインファイルのペン優先度は考慮されません（ただし、ビューの表示スタイルでファイル順表示がオンになっているか、すべての要素に同じZ軸が割り当てられている場合はペン優先度が考慮されます）。

2次元マスターモデルにアタッチされた3次元参照に関連する2次元表示優先度の制限事項は、3次元デザインファイルのペンテーブルの優先度にも適用されます。参照などの要素を保留するためにペンテーブル優先度を使用すると、予期しない結果になる可能性があります。