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注釈セル

注釈セルは注釈尺度のルールに従うセルです。つまり、注釈尺度のロックがオンの状態で配置した注釈セルは、現在の注釈尺度に応じて拡大縮小されます。

注釈セルの中には寸法を配置しないようにしてください。理由は、そのセルの拡大縮小を再実行したときに、寸法に誤った値が表示されるからです。この現象が発生するのは、モデルの注釈尺度を変更するときと、アクティブな注釈尺度を使用している参照を介してモデルを表示するときです。注釈セルの拡大縮小を再実行すると、通常の幾何は拡大縮小されますが、寸法の値はそのまま変わりません。

注釈セルの作成と配置

新しいモデルを作成するときに、そのモデルをセルとして配置可能にするか、注釈セルとして配置可能にするかを選択できます。これらのオプションは、「モデルを作成」ダイアログボックスの「セルのプロパティ」セクションにあります。既存のモデルの場合は、「プロパティ」ダイアログボックスでセルのプロパティを修正できます。「セルライブラリ」ダイアログボックスでは、注釈セルは「注釈」列の「注釈」アイコンで区別できます。

既存の注釈セルの注釈尺度の追加と削除

以前に配置した注釈セルの場合は、キー入力コマンドANNOTATIONSCALE ADDおよびANNOTATIONSCALE REMOVEを使用して、注釈尺度のロックを有効または無効にすることができます。

選択セットがアクティブな場合、キー入力コマンドは選択している注釈セルにのみ適用されます。アクティブな選択セットがない場合は、モデルのすべての注釈セルに適用されます。

既存の注釈セルの尺度の変更

以前に配置した注釈セルについて、モデルまたは選択セットのすべての注釈セルの既存の注釈セルの尺度を変更できます。